「何本か持っていた方が良いワイン」というのが存在します。中でもブルゴーニュワインは安定して上昇しているので、投資に最適です。
例えばモレ・サン・ドニとシャンボール・ミュジニーに跨る珍しい特級畑の「クロ・ド・タール」は900年近く分割されることのないモノポール(単独所有)です。ヴォーヌ・ロマネと比較すると、有名とはいえませんが以下のように年々少しずつ上昇しています。
ビンテージとコンディションが混合ですので、チャートにばらつきがあります。今回のチャートは一つの年数を指すものではなく、同一畑の別の年数も混じっています。それでも全体の取引価格が上昇しているのが分かります。10年前は2万円前後でしたが、現在は4~6万円が中心になっています。
一部の生産者だけが急騰している?
先日の「アルヌー・ラショー」は1年で600%超えという驚異の急騰でしたが、多くの生産者は緩やかに上昇しています。
例えばブルゴーニュの白ワイン生産者で有名な「コント・ラフォン」、最近高くなったと聞きますが、特級畑のムルソー・ペリエールをチャートにしてみると、28,000円が50,000円になるのに10年間掛かっています。クロ・ド・タールよりも上昇率が低いことが分かります。
では、昨年秋に値上げが予告された「ドメーヌ・ルフレーヴ」の上昇率を見てみましょう。
まずは「バタール・モンラッシェ」をチャートにしてみました。一つ下の、「ビアンヴニュ・バタール・モンラッシェ」は除外してあります。
記事の続き
https://note.com/whsky/n/n853e1a54a5cc