有名な蒸留所のウィスキーを買い集めていると、少し飽きてきて別の新興蒸留所にも手を出したくなります。優れた新興蒸留所を見つけるコツについて解説します。
有料試飲&小瓶で試す
やはり最も効果的なのは実際に自分で飲んで試すと言うことです。酒販店で有料シーンがある場合は、積極的に新しい蒸留所や、知らない無名な蒸留所を試してみるといいです。
その時に大切なのがスマホでいいので味のレビューや好み、自分の言葉で評価をつけて点数にしてみると良いです。感動したなら90点、まあまあおいしいなら80点、何本も買いたい位においしいのであれば100点といった具合に数値にして書いておくと、後から見直したときにわかりやすいです。
まだ田舎に住んでいて、近くに有料試飲できるような店がない場合。最近はウイスキーを小瓶で売る業者が非常に増えてきました。それも王道の有名蒸留所のコアアレンジだけでなく、新興蒸留所や珍しいボトルも小売する傾向にあります。 均等割りすると多少割高ですが、それでも1本自分で購入するよりははるかにリスクが低いので、このような店でセットで購入してその中から投資先を選ぶと言うのも1つの方法だと思います。
ボトラーズで推測する
この方法は多少上級者向けですが、自分の気にいっているボトラーズブランドが知らない蒸留所を詰めてリリースしていたら、そこをチェックすると良いです。
ウイスキー全般が高くなって一般人には手が届かないような金額になっていますが、それは蒸留所で樽を買い付ける業者も同じことです。 例えば有名なマッカランなんかはよほど現地でツテがない業者でないと仕入れることができませんし、仮に仕入れることができたとしても樽の値段は天文学的です。
そこでボトラーズブランドは、まだ知名度は低いけれど、樽の値段が割安でボトリングしても安価な金額でリリースできるものを探しています。 消費者の方は、知らない無名な蒸留所は避けがちですが、実はこのような無名なものほどコスパが良い傾向にあります。
ネームバリューがついてない分味で勝負するしかなく、それも手ごろな金額でブランド料が載せられていないので、そこから優れた無名蒸留所を探すこともできます。 特にアイリッシュウイスキーで顕著で、アイリッシュウイスキーは一般人には知られていない蒸留所が数多くありますし、まだまだ手ごろな金額で樽が買える場所もあります。 プロフェッショナルでないと実際に現地に行ってツアーで飲み比べると言うのは難しいので、すでに瓶に詰められているものを試してみると言うのは効率が良いです。
一社がリリースすると、それに続いて同一の蒸留所を続々と別の会社もボトリングすることがあり、そのタイミングをしっかりと見ておくと一番安い金額で仕込むことができます。