待望の「響40年」がついに登場!ジャパニーズウイスキー愛好家やコレクターにとって、まさに垂涎の一品となるでしょう。この新たな「響40年」は、過去にリリースされた「響30年」や「響35年」以上に古い熟成期間を誇り、サントリーの長い歴史の中でも特に貴重なブレンデッドウイスキーとされています。
サントリーと「響」の歴史
「響」は1989年、サントリー創立90周年を記念して発売されたブレンデッドウイスキーで、長年にわたりその洗練された味わいと美しいデザインで世界的に高い評価を得てきました。
響のウイスキーは、日本の自然や文化に強い影響を受けており、「響」という名前も日本語で「共鳴」や「反響」を意味し、日本の自然や四季を表現しています。これまでに発売された「響17年」や「響21年」、さらには「響30年」といったシリーズは、世界中のウイスキー愛好家の間でプレミアム商品としての地位を確立してきました。
「響40年」の特徴とデザイン
今回発表された「響40年」は、これまでのラインナップを凌ぐ最も熟成されたブレンデッドウイスキーとして登場します。40年以上熟成されたモルトとグレーンウイスキーを絶妙にブレンドし、極めて繊細かつ複雑な味わいを実現しています。このウイスキーは、山崎、白州、知多蒸留所のそれぞれの特色を生かし、日本の四季や自然との調和を象徴するブレンドとなっています。
特筆すべきは、そのボトルデザインです。「響40年」は、真珠の螺鈿細工と金の蒔絵が施された特注のクリスタルデキャンタに収められ、12種類の国産木材を使った特別な木箱に収められています。この木箱の12面は、1年の12ヶ月を象徴しており、四季折々の日本の自然が描かれています。細部までこだわったこのデザインは、ウイスキーの味わいと同様に日本の美意識を反映したものです。
テイスティングノート
「響40年」のテイスティングノートは、まさに至高の一言に尽きます。
• 色: ゴールデンアンバー
• 香り: ドライアプリコットや熟したびわの甘美な香りに、レモンピールとクローブが織りなす繊細なハーモニーが加わります。
• 味わい: ドライイチジクや柚子の爽やかなニュアンスと、アカシアハニーの柔らかな甘みが絶妙に絡み合い、トーストしたカカオの滑らかな後味が広がります。
• フィニッシュ: フィニッシュは非常に長く、シナモンでスパイスを効かせたお香のような温かさが日本のミズナラオークの独特の風味とともに心地よく残ります。
このウイスキーの特徴は、40年という長い熟成期間によって培われた豊かで複雑な風味ですが、それを実現したサントリーのブレンダーたちの卓越した技術が光ります。響40年の繊細で奥深い味わいは、単なるウイスキーの枠を超えて、時間をかけて楽しむ芸術品とも言えるでしょう。
限定販売と価格
「響40年」は、世界中でわずか400本しか生産されない超限定品です。価格は日本円で約6,600,000円(約45,730ドル)と設定されており、その希少性と特別な熟成が反映された価格です。これまでのサントリーの限定ウイスキーと同様、コレクターズアイテムとしても非常に価値が高く、早々に完売が予想されます。
2020年に発売された「山崎55年」も、当初は約2,760万円の価格で販売され、その後市場価格が50万ドル以上に跳ね上がったことからも、「響40年」の今後の市場での動向が注目されています。
サントリーの未来とジャパニーズウイスキーの展望
サントリーは昨年、創業100周年を迎え、次の100年に向けてさらに大胆な挑戦を続けています。「響40年」は、その記念すべき一歩として、これからの時代を象徴するウイスキーとなることでしょう。さらに、サントリーは今後、より熟成年数の長いブレンドやシングルモルトの提供も視野に入れており、2027年までには熟成年数が明記されたウイスキーの生産量を大幅に増加させる計画を発表しています。
待望の「響40年」は、単なる高級ウイスキーを超え、日本の伝統と革新が融合した究極のブレンドウイスキーです。その深みと繊細さ、そして特別なデザインは、ウイスキー愛好家やコレクターにとって一生に一度の体験となるでしょう。
「響40年」はジャパニーズウイスキーの金字塔-3万5000ドル限定販売
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-10-04/SKT49NT0AFB400