ウイスキーのボトルを集めるときにいつも考えていることがあります。このコロナが収まる頃には世の中はどうなっているのだろう。私はウイスキー以外にも、株式投資や仮想通貨など様々なジャンルで分散投資をしています。そのため5年10年後のことを考えるのが癖になっています。
今記事をお読みになっている方の中でも、株式投資をしている人であれば同じことを考えているのではないでしょうか。GPUや半導体メーカーのNVIDIAは2004年には1.4ドル、2014年には4.9ドル、去年末は303ドルでした。
成長が予想できるのに購入できなかった株式
たった6年少し前に50万円仕込んだ人は、去年の時点で3000万円にも化けたのです。 Facebookやテスラでも同じことが言えますが、落ち着いて考えるとNVIDIAだけは当時の自分でも予想できたのではないかと思います。
Instagramが爆発的にヒットして、Facebookの株価が凄まじいことになる、電気自動車のテスラの株価がアメリカを牽引するというのは想像できませんでしたが、2014年当時「今後スマートフォンが活発化し、世界的にもGPUが必要とされる」程度は私でも予想できたことです。 IPhone6が発売して、世の中のほとんどの人がガラケーからスマートフォンに変更し始めた頃です。
実は他にも2015年にビットコインが30万円を達成した時に、国内取引所に口座を開設しました。 1ビットコインを実際に購入してみたのですが、1ヵ月ほど待っても値段が上がらずに逆に購入金額より下がってしまって、慌てて損切りしてしまいその後何年、間ノーポジションのまま放置してしまいました。 当時は国内株式も、外国株式も持っていない若者でしたので、長期保有と言う発想はありませんでしたが、唯一所有していたのがウイスキーたちです。
世界的に自宅で飲むのが主流になる?
2020年にコロナが流行してから満2年を迎えます。 あの頃は東京オリンピックの直前で、総理大臣がコロナ渦で中国人の観光客を歓迎していたというのをまだ覚えています。 今更当時の政治を批評してもしょうがないのですが、結局これだけ時間がたってもダラダラとコロナが続いています。
冷静に考えると2022年の今年にすっきり消え去ると言う事は多分ないはずです。 似たように変異株が出現しては消えて、ダラダラとまだ3年程度は同じような状況が続くのではないでしょうか。 その中で確実に起こるのが、飲み会の文化がなくなり、外で飲むと言うことがコロナの前よりも劇的に減ると言うことです。
私は昔は外飲みが大好きで、毎日のようにバーに通っていましたが、今では月に一回行くかいかないか程度です。 知人や友人に聞いても、昔のように頻繁に帰ってる人はいません。営業時間も短くなり、緊急事態宣言でいつやってるのかやってないのか分からない状況です。
バーのオーナーの方たちは一生懸命運営されていますが、中には体力がもたずに閉店されてしまう人も今後増えていくのではないでしょうか。 そうなると世界的に見ても、外で飲み歩くと言うよりは、今後自宅でこっそり飲むのが主流になっていくと考えられます。
インテリアやお酒にハマる若い人たち
近年のインスタ映えへも影響して、最近では海外旅行等で自慢するより、自宅のインテリアをおしゃれにしてそこでのバータイムを自慢する若者が増えてきました。 情報収集も昔はバーで得ていたものが、 インターネットやTwitterなどで情報収集をして自分で選んでボトルを買っているようです。 そのためSNSで流行しているお酒が、あっという間に在庫が切れてしまい転売されるような事態にもなっています。
コロナより前は、一部でジャパニーズウィスキーが流行していましたが、ここまで今のようにみんなが同じことに熱中になり飽きてを繰り返す事はありませんでした。 今後はファッションのように、1人のインフルエンサーが宣伝したボトルを皆が熱心に買い集める未来が想像できます。
このようにライフスタイルやコロナの前と後を考えて、投資先を検討するというのが今後体制になっていくのではないでしょうか。
またニュースのカテゴリーでも何度かお伝えしていますが、 ここ数年で中国市場でのウイスキーの伸びしろがとても大きいようです。スコッチウイスキーの輸出額も毎年増加する一方で、コロナ渦でも消費量が増えて輸出主要国になっています。今では日本と同等の輸入額にまでになっているので、中国のニーズを読むことによって、今後金額が上がるウイスキーがわかるのではないでしょうか。