SNSでラガヴーリンの値上がり情報が公開されてから、わずか1日で買い占めが起こっています。ネット上のショッピングモールはもちろん、個人の酒販店が運営するオンライン通販でも買い占めが起こっています。
それだけでなく、新宿や渋谷などの家電量販店系の酒販店でも、在庫がなく売り切れ状態を見かけました。
ラガヴーリン16年が終売になる?
今まで長く販売していたコアレンジのため、すぐに終売にはしないと予想しています。
ただし、長期的に見ると16年ヴィンテージは供給が不安定になるかもしれません。 実際に8年や10年が発売されているので、そういった熟成期間が短いものを主力にしていくと考えられます。
ラガヴーリン16年をストックした方が良い?
実は「【2020年度版】投資にオススメのウイスキー蒸留所の一覧4/4」で紹介した通り、当時からラガヴーリンのストックをオススメしています。
2020年のラガヴーリン16年の取り引き価格は、6000円程度でした。私はこの頃に2ケースほど購入してあります。
これは多くの人が知らない真実ですが、オフィシャルボトルでもリリース時期によって味わいが異なります。ラベルチェンジのときに味が変わるのは有名ですが、同じラベルでも購入時期が違うと味はことなります。
当たり前のことで、16年以上の原酒(樽)を大量にブレンドして味を安定化させているだけで、その一つずつの樽の味は均等ではないからです。そのため、製造時期をこだわるマニアも存在するくらいです。
ダブルマチュアードとカスクストレングスを購入した方が良い
投資のためにラガヴーリン16年を大量に購入しようと思っている人もいるかもしれません。 オフィシャルボトルなので、価値が下がっていくと言う事は考えにくいのですが、16年だけに執着せずに他の限定ボトルをお勧めします。
中でもカスクストレングスは製造年月によってアルコール度数も異なり、毎年ごと確実に味わいが異なります。一例ですがラガヴーリンのカスクストレングスを2012年〜2022年と10本揃えてあれば、数年後に信じられない価格になっているかもしれません。
こうなると、16年を大量に買い占めるより、カスクストレングスを幅広い時代で集めた方が利益率が上がります。ダブルマチュアードもUD時代のものは、10年前は1986年がたったの8,000円で購入できました。これが現在は5万円以上になっているので、今のダブルマチュアードも長期保有を考えたら良い判断だと思います。