「有識者が黙って仕込んでいるもの」これが後に価値が上がりやすいモノです。
本当にわかっている人たちが買うので、SNSで自慢をすることなく黙って買う傾向にあります。 私が思うには、5年から10年以内に国産ワインブームが訪れるのではと予想します。
これだけ国産ウィスキーがもてはやされていますが、国産ワインも徐々にレベルが上がってきて、世界的に通用するようなものも出始めています。国際コンクールを何度か受賞するような銘柄も出てきているので、「マッサン」のようにNHKがドラマ化する可能性も否めません。
もう一つが、サントリーが国産ワインに力を入れていて、畑を所有し品質の高いワインを製造しているためです。ウイスキーでは散々一儲けをしたので、今度はワインでもブームを作ろうという流れになってもおかしくありません。どの拍子で急に火がつくか分からないような状態です。
国産ワインの転売屋がいないのに、なぜ値段がじわじわ上がるのか?
仮想通貨をしている人なら体感したことがあると思いますが、一見価値のないアルトコインのチャートがじわじわ上がって行くと、ある瞬間に突然暴騰することがあります。
このようにある段階から、少しずつ人気が出始めて、まだSNSでも話題にならない程度緩やかに買い集められる時期があります。なぜSNSで話題になっていないのに商品がなくなっていくのか、
・実際に飲んだ人が感動して美味しいのでリピート
・優れたワインなので飲食店のワインリストに置かれる
・コンクールに入賞などで海外での消費が増える
・海外の優れたレストランで採用される
このような理由で、インターネットに接続していない人たちがじわじわと消費をしたり、買い集めている段階なのです。例えば、Twitterで「キュヴェ三澤」と検索しても、1ヵ月に数件投稿がある程度でほとんど情報がありません。
しかし購入しようとすると、ほとんどのショップでは完売していて入手は厳しい状態です。中央葡萄酒(グレイスワイン)はネット通販を廃止したので、楽天市場にもAmazonにも登録されていません。
私は「グレイスワインが今後数年で大ヒットして非常に入手困難になる」と実感したことがあります。近所の大きな酒屋に、今までグレイスの2,000~3,000円の甲州が何本も並んでいました。赤ワインのYAMANASHI de GRACEも置いてあったのですが、最近になって完売してしまい、再入荷がされません。商品が入ってこないと言う話も聞きました。
このことから、ネット上では話題にはなってないけれど確実に買い集めされている段階だと判断しています。もう一つは転売屋が中心に購入していないので、実際に飲んでいる人もしくはコレクターが集めていると予想できます。その理由に、ヤフオクやメルカリにはほとんど出品されておらず、これがさらに値段が上がる状態ができているのではないかと思います。
高い確立で暴騰する銘柄12選予想
これはFacebookで見つけた面白い記事ですが、神の雫という漫画を真似て、日本ワインで12の使徒を選んでいます。
完全に同意(納得)する選択肢で、どれも評価の高い生産者で、評価の良いヴィンテージを選択しています。これがワインブームになったときに価格が10倍以上で取引されるのではないかと思っています。
第1使徒:(泡)ドメイヌ・タケダ キュベ・ヨシコ
【タケダワイナリー】山形県『深い秋色に染まる日本の野山』
…シャルドネ100%使用。本場のシャンパン同様の瓶内二次発酵製法による細やかな気泡のワイン。
第2使徒:(白)キュヴェ三澤 明野甲州2015
【グレイスワイン】山梨県『清流に咲く可憐なる白百合』
第3使徒:(白)アルバリーニョ2015
【カーブドッチワイナリー】新潟県『豊穣の海を眺める二人』
第4使徒:(白)菊鹿セレクション 五郎丸シャルドネ2014
【熊本ワイン】熊本県『摩天楼から眺める都会の夜景』
…粘土質土壌で作られたシャルドネ。樽や蜂蜜のほか濃厚な果実味がありながら辛口。
第5使徒:(赤)シャンテHuit(結ひ)2015
【ダイヤモンド酒造】山梨県『少女の奏でるメヌエット、その幸せな音色』
第6使徒:(赤)ミエイケノ ピノ・ノワール2017
【ドメーヌ・ミエイケノ】山梨県『透きとおる羽を広げた蝶』
第7使徒:(赤)ピノ・ノワール2016
【楠ワイナリー】長野県『水彩画のなかの朝の日本アルプス』
第8使徒:(赤)桔梗ヶ原メルロー シグナチャー2014
【シャトー・メルシャン】長野県『瀬戸内に沈む荘厳な夕陽』
第9使徒:(赤)サンシミ カベルネソーヴィニヨン2016
【ドメイヌソガ】長野県『遠い記憶の古都』
…栽培、発酵方法にこだわる小布施ワイナリーさんの究極の自然派ワイン。
第10使徒:(赤)Kido ProjectK2009
【城戸ワイナリー】長野県『紅葉を眺める銀閣寺』
第11使徒:(赤)ソラリス マニフィカ2012
【マンズワイン】長野県『夏山を従えた日本の美しき城』
…カベルネソーヴィニヨンの果実味と重厚さ、メルローのふくよかさが調和した奥行きのある香り。「包み込むような味わい」がマニフィカの特徴だそうです。
第12使徒:(貴)登美 ノーブルドール2009
【サントリー登美の丘ワイナリー】山梨県『ドイツの貴族から贈られた黄金の首飾り』
…最後は貴腐ワイン。ドライフルーツや蜜をそのまま食べているような甘美な味わい。
引用元:https://www.facebook.com/2019misswine.risako.shimada/posts/184059172934981/
私なら、ここに記載されている他にもう一本ユタ「ドモンティーユ・驚(北海道)」を追加します。
この13本のワインはカルト的な人気を誇る国産ワインで、まだブームが来ていないにもかかわらず、どれも入手が困難になっています。 まるで国産ウイスキーブームが来る前なのに、値段が上がっていた銘柄と同じような状況です。
ロジャースのイノベーター理論からすると、イノベーターが生産者(革新者・開拓者)だとすると、今日本ワインを楽しんでいるのはアーリーアダプターに該当します。アーリーマジョリティが参加した頃から、どっと値段が上がるのではないでしょうか。
13本のワインを買った方が良い
なぜ13本が信頼できるのか、これには理由があります。現在、国産ワインを高いお金を出して飲んでいる人たちと言うのは、誠に味覚が優れています。なぜなら国産ワインは製造にお金がかかり、輸入ワインと比べ値段が割高になっています。
だからといって人気があるわけでもなく、フランスワインやチリワイン、アメリカワインの片隅に置かれているだけです。高級な国産を飲んでいる人は例外なく、フランスワインやイタリアワインなど世界のワインを探求して、なおかつ自国の優れたワインを楽しんでいるのです。
例えばさきほどのグレイスワインのキュヴェ三澤は1万5千円程度ですが、あと数千円でブルゴーニュの「コルトン・シャルルマーニュ」が買える金額です。王道のフランスワインそれもグランクリュが買える金額を、まだ話題になっていない国産ワインに費やすわけです。
そんな国産ワインも、年々ジワジワと値上がりして入手が難しくなっています。10年前までは弱小の零細酒屋におろしていたものも今では年間契約でまとまった量を仕入れないと、上位キュヴェは卸してくれません。
そんな「強気」な状態に入った国産ワインは、近々ブームが訪れるのではないでしょうか。もし興味があるのであれば、早いうちから国産ワインを買い集めることをお勧めします。