「あれ?こんなに高いっけ?」
今年になって、落札相場を見て何度そう思ったことか。
日本でも人気の漫画「神の雫」に登場するワインです。
2006年4月21日発売の6巻に掲載されていましたが、当時は5万円以下で購入できたようです。
一部の愛好家から、冷ややかな目で見られていたワイン漫画ですが、先見の明があったと分かります。
2012年〜2015年までは、少し価格が上昇するものの支持線を7万5千円、上値は10万円を推移していました。
そこから一段価格が上がり10〜15万円に。2019年には一気に流通量が増えて、15〜20万円を意識して落札されています。
異変が起きたのが昨年の2021年。海外需要が増えて、日本に全く在庫が来なくなったのか、上位顧客が買い占めてしまうのか、誰かが飲みまくっているのか分かりませんが価格崩壊に。
30〜53万円の間を推移しています。つい先日もラベルがボロボロで、買取ショップなら100円になりそうなルーミエが、30万円で落札されていました。
Wine-Searcherでは、平均価格が818,693円となっています。
2020 Domaine Georges & Christophe Roumier Les Amoureuses
最新ビンテージは929,835円です。
来年は今世紀最悪の収量になった2021年VTが出るので、おそらく価格は100万円を超すのではないでしょうか。
為替変動もあるので、国内での入手は極めて困難になりそうです。
3年前に戻って、15万円で落札されていたルーミエを入手したいですね……。