パラフィルムというものを使いキャップを巻きます。次に半紙のような柔らかい未晒しの紙をラベルに当てて劣化を防ぎます。ストレッチフィルムやワイン用のフィルム、サランラップでも良いのですが、そのまま5年~10年保存するとポリエチレンが変質してラベルを汚す恐れもあります。1~2年ごとに交換するなら良いですが、長期保管する場合は未晒しの紙などであれば安全なはずです。実際に何十年も前の半紙がたいして劣化せずに押入れから出てくることをご存知のことでしょう。
その当て紙の上からフィルムをかけて、更にアルミホイルで巻きつける。元箱に戻して、元箱も新聞紙などで包み、温度の変化が少ない涼しいところに保管すれば完璧です。このまま20~30年経っても素晴らしいコンディションを保つことでしょう。湿度が高いとコルクやラベルがカビ、湿度が低いと揮発したりコルクの劣化に繋がります。
スノコの活用
日本国内は高温多湿になりやすく、特に6月の湿気はウイスキーの箱に対してカビやシミの原因になります。 押し入れや物置に収納すると、換気することが少なくカビの原因になりやすいです。 ボトルのほうは、瓶なのでカビでも特に影響は無いのですが、ひどいとエチケットまでシミになってしまうことがあります。
全てが綺麗な状態と比べると、売却時の値段も下がってしまいますので、なるべく綺麗な状態になるように、上記のようにサランラップや和紙を活用したりすのこで湿気を防いだりすることが大切です。
また金属の保管する間が付属している場合がありますが、安いものであればそのままでも良いですが、非常に高級なものである場合は薄く油を塗ることによってサビを防ぐことができます。
金属の缶は錆びないようにする
1980年代頃に流通していた缶のウイスキーは、ほとんどが錆びてしまい蓋を開けるのが困難な状態になっています。 数年に一度で良いので、間に油を塗ったり参加した油を落としたりとか繰り返すことによって良いコンディションが確保できます。
ちなみ紙箱や木箱と比べると、 ボトルの液面が最も高いのが金属の箱です。 温度が伝達しにくいのか、それとも気密性が高いためか分かりませんが、 パラフィルムをして金属の箱に保管すれば20年30年以降も良い状態で保管できると思います。