フォーブス誌で面白い記事を発見したので、一部引用して掲載してみます。
引用元:https://www.forbes.com/sites/joemicallef/2021/12/09/should-you-invest-in-a-whisky-fund/?sh=52e2ea865626
The Platinum Whisky Investment Fund was one of the world’s first private equity funds to focus on rare, single-malt whiskies. Organized in 2014, with a projected term of seven years, the fund has now announced its successful liquidation. From an initial funding of USD 12 million, the fund generated net proceeds of USD 26 million – a gross annual rate of return of 17%.
Whisky investment funds have grown dramatically over the last decade. According to the often-touted Knight Frank Luxury Investment Index, the benchmark index of rare whiskies saw its asset value grow by a staggering 564% over the last 10 years. This represents a yearly return of around 18.9% over the decade. Sub-indexes of Japanese whisky appreciated even more.
Of course, the value of the average bottle of Scotch whisky did not increase by a factor of 5.64 times over the last decade. The index measures the price changes in a group of 100 different rare and collectible bottles of Scotch whisky. Given that there are over 3,000 Scotch whisky expressions, the index only tracks around 3.3% of the available Scotch whiskies.
引用元:https://www.forbes.com/sites/joemicallef/2021/12/09/should-you-invest-in-a-whisky-fund/?sh=52e2ea865626
「プラチナ・ウイスキー投資ファンド」は、希少なシングルモルトウイスキーに着目した世界初のプライベート・エクイティ・ファンドのひとつである。2014年に組織され、7年の期間を想定していた同ファンドは、このたび無事清算されることが発表されました。1200万米ドルの初期資金から2600万米ドルの純収益を生み出し、これは年率17%の総収益率に相当します。
ウイスキー投資ファンドは、過去10年間で劇的に成長しました。ナイト・フランク・ラグジュアリー・インベストメント・インデックスによると、希少なウイスキーをベンチマークとしたインデックスでは、過去10年間で資産価値が564%という驚異的な伸びを記録している。これは、10年間で約18.9%の年間収益率に相当する。ジャパニーズ・ウイスキーのサブ・インデックスはさらに高騰しました。
もちろん、スコッチ・ウィスキーの平均的なボトルの価値は、この10年間で5.64倍にはなっていません。この指数は、希少価値の高いスコッチ・ウイスキー100種類のボトル群の価格変動を測定したものです。スコッチ・ウイスキーには3,000以上の銘柄があるため、この指数は入手可能なスコッチ・ウイスキーの約3.3%しか追跡していないことになります。
一部の希少ウイスキーだけは価値が上昇している
本文はとても面白いので最後まで読んでみてください。この記事を読むと株式のETF(上場投資信託)のように、 今後価値が上がるであろうと言う銘柄を組み合わせたファンドを運用して無事に精算したということです。 この中で最も古いボトルは、「1902年ハイランドパーク50年」の36本でファンドの多くの投資家がこれを持ち帰り、売却したそうです。
同ファンドの中で、最も収益性の高いコレクションは、日本の軽井沢蒸留所の1981年製Karuizawa Founders Cask 30年の300本で、購入から売却までの3年間で300%の利益を上げたそうです。 このように特に人気の高いボトルやカスクを保有して運用した結果、年利17%と言う脅威の収益率を達成しました。
日本ではまだウイスキーファンドは運用されていませんが、個人的に優れた銘柄をボトルで買い集めるだけで、ごく少額で現物資産となるものを運用できると言うことになります。 破損のリスクや売却時の税金など、解決すべき問題はありますが、個人でたった1本のウイスキーを所有するだけで、毎年含み益があれば楽しみながら投資が可能です。