私は「ウイスキー転売」を一度もしたことがありません。なぜなら、 私が持っているウイスキーは全て今は売り時では無いからです。
これほどのインフレ時代に、今売ってしまうと言うのは本当にもったいないです。所有していた山崎のオーナーズカスク1986年売ってしまいたいタイミングは何度もありましたが、ずっと保有しつづけた結果250万円近い取引価格になっています。まだ売るつもりはありません、
2036年にはボトリングから50年を迎えるので、その頃にクリスティーズかサザビーズに持ち込もうかと本気で考えています。
他にもたくさんのウイスキーのボトルや樽を国内外で所有していますが、これらも一度も売ったことはありません。全て買い続けています。1980~1990年代のボトルを今売るのは、どう考えてもバカバカしいからです。
さて、そうは言っても明日には現金にしたい人もいるのではないでしょうか。 そこで今日は、一部の転売屋が行っている手法を公にしてしまいます。
アードベッグ8年 for ディスカッション コミッティー限定 転売
このボトル、実はイギリス本国のアードベックのコミュニティーに無料で参加することによって誰でも自由に購入することができるものです。値段はたったの57ポンド、現在のレートで8,858円です。
これを6本購入すると53,148円、日本で25,000円で売ったとしたら売り上げが150,000円。 差額の100,000円近くがすぐに儲かってしまうと言うことになりますね。 まぁ実際にはこんなに甘くは無いのですが、インボイスがかかる可能性が高いです。
ただこれは少し怪しい方法ですが、イギリスの郵便転送サービスをしている業者に依頼して、配送する回数を分散させる場合は関税がかからないと言う時もあります。 Fedexを頻繁に利用している人なら分かると思いますが、 インボイスがついていても税金を請求される場合と請求されない場合というのがあります。かなり適当で、これはさすがに着くだろうと思った葉巻が非課税で届いたり、やや安いウイスキーを数本買っただけで税金を取られたり、本当に様々です。
本の本数が少ないほど税金がかかる可能性が低いので、EMSやFedexの値段が安ければ複数回に分けて発送しても良いかもしれません。 とは言っても税金がかかる場合がありますので、残念ながら税金がかかった場合は大抵郵送業者が代わりに税金を払って取り立ててくれるので、仕方なく払いましょう。
英国国内にも、日本に転送してくれるサービス会社は数多くあります。今どきは翻訳ソフトで簡単に依頼できてしまうので、簡単なので興味があればやってみてください。