今までカルト的な人気を誇るスコッチウイスキーは数多くありましたが、長期熟成の山崎ほど熱狂的な人気になるボトルはありません。 それを裏付ける証拠に、なんと2006年に50万円で販売されていたウイスキーが、現在は空になったボトルで140万円で取引されています。
全く理解が追いつかない状態で、このウイスキーを購入した人はすべて飲み切ってしまっても、空き瓶をリサイクルするだけで実質無料、なおかつ90万円受け取れることになってしまいます。
お客様各位
平素は格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。
2006年5月23日(火)に受注を開始しました、シングルモルトウイスキー「山崎35年」(価格50万円(税別)、200本限定販売)は、おかげさまで販売本数の200本のご注文を頂戴し、完売となりました。
ここに謹んで御礼申し上げます。また、今回ご注文におこたえできなかったお客様に、心よりお詫び申し上げます。これからも世界で認められたシングルモルトウイスキー「山崎」の多彩な味わいを、ぜひご賞味ください。 2006年5月24日 サントリー株式会社
出典:https://www.suntory.co.jp/guide/notice060524.html
ここまで古いものでなくても、最近の山崎18年いや響で6本セットで5万円というように、 購入金額の3分の1が戻ってくるような価格でも取引されています。
ジャパニーズウイスキーが空き瓶市場では高額で取引されていますが、 一部ではマッカランの少し前のボトルが一万円近い金額で売買されています。 少し前の飲食店では、このようなボトルが毎週のように処分されていましたが価値があったと思うと驚きです。
値段が上がる理由は、昔のボトルと言うのは飲まれてしまったら99%処分されて捨てられているので、空のボトルというのが実は珍しいためです。 この空のボトルを利用して偽物を作るのかどうかは分かりませんが、飲みきってしまったウイスキーのボトルは置き場が許すのであれば、10年20年フィルムを巻いて保管しておくというのも面白いかもしれません。