コロナウィルスの影響もあり、SNS上でのコミュニティーが活発になっています。中でもウイスキー愛好家たちが定期的にボトルの持ち寄りオフ会などを開催して、自分自身の持っている貴重なボトルと他の人のボトルを飲み比べるようなイベントも見かけます。
ウイスキーオフ会に参加のメリット
大きなメリットは、高額なボトルや終売の貴重なウイスキーを飲める場合があるということです。 参加者の中には、自分の持っているボトルの味を他人にレビューしてもらいたい、他人と味を共感したいと言う良心的な人もいて、有料試飲やバーとは違う感覚で試すことができます。参加者が多い場合は、ちょっと1日でかなりの経験値が上がると言うこともあります。
それと最も大きなメリットは、インターネット上に存在しない情報が直接聞けると言うことです。インポーターの情報が口コミだけで伝わり、ネット上には最新情報が出ていない時もあります。在庫状態や今後の展開等は、そのようなオフ会では最新の情報を入手することができます。
ウイスキーオフ会に参加のデメリット
とにかく人間関係が複雑になりがちと言うことです。 ウイスキーに対する理解度も人によって様々で、好みや性格も全く異なる人たちが大勢集まって試飲をします。 人付き合いが得意な人であれば良いのですが、じっくりテイスティングしたい人にとっては、あまり環境が良いとは言えません。
会場にもよりますが、空気がこもっていて人が多いと正しく鑑定するのが難しくなりますし、そもそもグラスなどの環境も良くないことがあります。 また当人同士で嫉妬や妬みもあり、お金持ちや数多くのウイスキーを収集している人たちがひがまれることもあります。
最近では転売に対するネガティブな情報交換も多く、批判的ですがその当人が1000本以上のウイスキーを買い溜めているなど、支離滅裂な状態です。 私もかなりの本数を持っていますが、転売には消極的で、一度も売却を行っていません。ですので売却をしていない人たちからすると今の即転売と言うのは許せないのかもしれませんね。
ウイスキーオフ会には参加したほうがいいのか
人数の多いオフ会と言うのは様々な考え方を持っている人がいるので、大切なのは自分自身がウイスキーを投資として考えていると言う話は避けた方が賢明です。 宵越しの銭は持たないような人たちからバッシングを受けることもあります。ただそういった人たちに限って、オールドボトルを飲みたがるので皮肉なことです。
また本当の初心者とこの道30年以上のプロが混ざっていることがあるので、もしある程度自信があったとしても初心者と言う設定で参加するのもオススメします。知識をひけらかしても良いことがないので、週末に少し飲む程度ですと自己紹介するのが1番良いと思います。