今更モラルやマナーについて語るのはおかしいかもしれませんが、私の場合はボトル収集でマイルールを決めています。
国内の酒販店やバー、愛好家たちが詰めたプライベートボトルは投資の対象として収集していないと言うことです。 実際にトラブルになった事はありませんが、日本の多くの人においしいスコッチウイスキーを飲んでほしいと言う思いで遥か遠いイギリスから良い樽を選び、ボトルに詰めているので、独り占めするのは何か違うような感覚があるからです。
特にシングルカスクのものは生産本数に限りがあり、関係者に配布された後に一般人に売られるものは100本を切っているということもよくあります。 そんな貴重なものを、利益が上がるからといって安易に買い占めてしまうのは少し間マナー違反が過ぎると思います。
これは個人的な趣味ですが、どの酒屋にでも並んでいるような、ちょっと不人気な銘柄でもおいしいと言うものをこっそり買い集めるのが好きです。 それが後になってから、実はあのボトルおいしかったよねと値段がじわじわ上がっていくのが、自分自身の投資先のボトルの証明になり楽しいです。
バー関係者や、国内の著名人が努力して集めたものを、ネームバリューを借りて転売すると言うのはあまり良くないと思います。皆様も、どこの酒販店でもあるようなもので、ウイスキー投資を成功させてみてください。 蒸留所の記念ボトルなど、ダラダラと何ヶ月も販売されるものでも、後から価値が急上昇するものもあります。そういったものを予想すると言うのは、一種の競馬のような楽しみで、趣味としても面白いはずです。
売却目的でのウイスキーの抽選販売は、ただの転売
私の場合はウイスキーを投資して楽しんでいるので、過去に1度も抽選販売に参加したことがありません。 またビックカメラの洋酒販売コーナーで定価の山崎12年を見かけたことがありますが、そのような転売して儲かるものを見つけても買う事は絶対にありません。
100%現金を追求して転売するのであれば、PS5の抽選やポケモンカードなど、多種多彩な抽選が世の中にはあるので、これらに参加して当たったものを片っ端から売って転売すれば良いのではないでしょうか。 これでは何の面白みもないので、私は目の前に山崎18年があっても買う事はありません。長期的に見て自分が美味しいと思ったものだけ買いたいので、現行の山崎18年はとても美味しくなく味も劣化しているので買う価値はありません。
山崎12年が8,500円の価値がないのでは
現在のジャパニーズウイスキーを賛美している人は「他人の羨むものがおいしい」と思っているのではないでしょうか。 正直、8500円出せば別のウイスキーで美味しいものは多数あります。 少し予算を増やして10,000円弱になれば、シングルモルトウイスキーのカスクストレングスを購入することができます。 そうなると昔より味が落ちた山崎を今、定価で買う理由はありません。