200万件の評価、1891の蒸留所、19万本のウイスキーボトルが登録されているWhiskyBase。
この中にトップ1000を紹介しているページがあります。このトップ1000には、15票以上の投票があったウイスキーだけが含まれています。
出典:https://www.whiskybase.com/whiskies/top1000
ウイスキー投資の参考になる蒸留所とボトル選び
なんと19万本中のトップ評価の1~5件が全てサマローリが詰めたボトルです。 1960年代の蒸留所のサマローリがいかに素晴らしいボトルをリリースしていたか分かります。
ただこのランキングと言うのは精度が低く、たった15人が良い評価をすればトップに来てしまうと言うことになります。
知名度の高い流通量が多いボトルほど、評価が多くなり分散してしまうので、ランキングが下になります。 そんなわけでカルト的な人気を誇る少量生産のボトルが上位に来てると考えるべきでしょう。
とは言っても、 取引価格からしても1960年代のサマローリと言うのは格別で、もし所有している人がいたとしたら、クリスティーズやサザビーズのオークションに出品できるレベルです。
ランキングを見ることによって、人気のある蒸留所や、ボトラーズがどこなのか把握できます。 私は日本のレビューサイトよりは、海外のレビューサイトを見て、自分自身が次に購入するモデルの参考にしています。これらで調べたものを実際に飲んでみたりして、何本か購入することもあります
日本と値段が異なるボトルはお得
こちらのサイトは英語で作られているので、世界中の英語が分かる人たちは自由に情報収集や、ボトルの売買ができるようになっています。そして一番安い店を海外で探して購入すると言うことも可能です。
仮にとある12年のボトルが最安値100ドルで売られていたとします。 これはネット通販で世界規模でも最安の値段となりますが、ごくまれに日本でこのような商品が7000円程度で販売されていることもあります。こうなると輸出をしても少しですが利益が出ることがあります。
私は一度購入したボトルを売却したことがないので、使い方は分かりませんが、この値段に差がある商品は輸出で儲かることもできるかもしれません。
長期投資する際の参考にする
世界的な値段と味のレビューが参考になります。今から購入しようとしているボトルが海外の人たちはどのように思っているのか、本当に価値があるのかなどを知りたいときにこのサイトで調べると詳細が分かります。
またYahoo!オークションなので中古のボトルを購入する際に、これはいつの時代太郎と悩んだ時は、このサイトで検索することによっておおまかな時代がわかるようになります。 前後の時代や、年数違いなどを見て、おおまかな相場観というのが自分の中で算出して、入札に使うことができます。
サマローリは絶対に外さない?
今後の相場がどうなるかというのは難しいので明言を避けますが、 私の予想ではサマローリは購入しても値段が下がる事は少ないのではないかと思っています。 特に中古市場に出ている1980年代から1990年代の商品は、まだ10万円から20万円程度で購入できるものもあります。
現時点で既にかなり高いと思うかもしれませんが、これから時間が経てば経つほど減っていき、シルヴァノ・サマローリ氏が現役の時代のものは、アンリ・ジャイエのクロパラントゥのように極端に高騰する可能性を秘めています。
アンリ・ジャイエ氏も逝去されてから、 少し時間が経った後に、在庫が極端に減っていき今やヴォーヌロマネの一級畑にすぎないものが、1本500万円以上することもあります。 ウイスキーと違いワインは一晩で飲みきってしまうということを考えると、もやは気が違った金額といえます。
ここまで値段が上がるかどうか分かりませんが、今後10年以上保有していると高い確率で当たるのではないでしょうか。