他のウイスキーとは比較にならないほどに、価格が相場通りに動いています。今回は、竹鶴25年の過去10年(サンプル数1,800件)を分析してみました。
母数が多いので、比較的に精度の高いチャートとなります。
最初は2019年からのチャートをご覧ください。
2020年1月です。日銀が無制限で買付したのかと思えるほどに最ぎわ無く上昇していることが分かります。過去にかなりのチャートを分析していましたが、ほんの2~3ヶ月で10万円が30万円まで高騰するのは見たことがありません。
原因は不明ですが、中国大陸系の買付でしょうか?
長くは続かずに15万円を支持線として下落します。示し合わしたように15万円を安値にしてコツンと底付けをして、昨年2021年3月ころからジワジワと上昇しています。
ややブレがありますが、30万円を何度か意識するなど、30万円超えチャレンジをしようとしています。
では、過去のチャートを確認してみます。
2013年頃までは、わずか4万円程度での売買でした。そこから2015年の一回目のブームによって7万円まで上昇します。
目立った上昇はチャート1の2017年の夏頃です。10万円を抜けたと思えば一瞬にして18万円ほどまで上昇します。数ヶ月このブームが続き、高騰以前の価格まで下落します。
当時のビットコインのように、かなり分かりやすいチャートの動きです。一瞬で高騰と、高騰以前の価格を底値にして戻る。これを何度も繰り返して地固めしています。
図の1から2へ、2から3へを繰り返しています。この事から、高騰を逃して下落トレンドに入ったように見えても、慌てて売ってしまわないほうが良いことが分かります。
今後の入荷状態や流通量を無視して、チャートだけで判断した場合は、今後17~20万円を一旦の底値として、価格を形成するのではないでしょうか。
もし流通量の増加や、買い圧力の低下があっても、10~15万円を意識した売買になりそうです。
今後、日本ウイスキーのブームがどこまで続くかは未知ですが、仮にまだまだ続くとすれば、数ヶ月〜1年以内に30万円チャレンジをして、35~40万円まで上昇する余地も残されているように見えます。
また悪いシナリオに沿った場合は、10~15万円を一旦の底値として下がると予想できます。
今後のポートフォリオ構成にお役立てれば幸いです。
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