7月から本業が立て込み、慌ただしかったのですが、昨日衝撃的なニュースがあり未だに動揺が隠せません。
思うことはありますが、とにかく平常通り更新を続けます。
どうなるワイン相場?
昨夜、「DRC ロマネコンティ モンラッシェ 2005年」が137万円で落札されているのを発見しました。
あれ?DRCのモンラッシェって、こんなに高かったっけ?
30~40万円じゃなかったっけ?と思ったので、今回チャートを作成してみました。
こちらは年数やコンディションが混在しているチャートとなります。母数は633件です。
2012年から2014年までは15~30万円を推移しています。
そこから2017年までは、私の感覚通り30~40万円に収まってゆっくりと上昇しています。
2017年の夏頃に一気に40~50万円まで上昇していることが分かります。
それから2020年ころまで少し揉み合い相場に入り、一時的に下落する局面も見せます。
ところが昨年の2021年にビットコインのように高騰して、現在の100万円前後の相場にまで到達しました。
興味深いのは、他のDRCも同じ動きをしていることです。
母数1564のDRCグランエシェゾーのチャートを作成しました。
年数混合ですので多少差があるものの、気持ち良い動きをしていることが分かります。国産ウイスキーのチャートは比較するとトリッキーで、局所的に売り圧力が優勢になり相場が下落することもあります。
ビットコインのように跳ねたり下げたりがあるウイスキーと異なり、DRCはジワジワと上がり、局所的に上昇を繰り返していることが分かります。
これが、まだ長期的な上昇の途中なのか、またはピークなのか分かりません。ただ2012年に6万円で買ったボトルは、35万円に。
モンラッシェの場合は15万円が100万円近くなっていることは確かです。
近年でこそアメリカのカルトワインや新大陸も台頭していますが、ワインの王といえば「ボルドー」と「ブルゴーニュ」です。
その中でも、生産数量が10万本以上を超える左岸のメドック格付けと異なり、ブルゴーニュのDRCは特級畑ワインが2,000~6,000本が中心と少数しか生産していません。
インスタグラムの海外富裕層を見ていると、船上のパーティでDRCを20本以上同時に開けるなど一夜にしての消費量が凄まじいです。
表に出ていない、セラーに眠るコレクションも数多くあることでしょう。
上記の「2005年モンラッシェ」は、わずか3,415本しかボトリングされていません。世界中の富裕層の需要を満たすには到底足りないわけで、今回のような高騰の原因になっていると考えられます。
免責事項
当サイトの内容は個人的な推測に基づくもので、内容の完全性や、その正確性を保証するものではありません。ウイスキー投資は法律上の制約や損失が発生する場合があります。必ず自己責任おいて入手・売却等をお願いします。利益が出た場合は、確定申告など税務上の申告が必要になる場合もあります、税理士や税務署職員に相談ください。大量の酒類を個人売買する際には、酒税法上の免許や認可が必要になります。