サントリーやニッカばかりだと、つまらないと思うので他の国産ウイスキーも分析をしてみました。
2016年に、メード・イン・ジャパンと表記しておきながら輸入原酒をブレンドして炎上した会社です。
倉吉はラベルに「メード・イン・ジャパン」、「倉吉蒸溜所」と製造元が明記されていたが、「輸入原酒も使用している」(松井酒造)という状況だった。そのため、「いかにもジャパニーズウイスキーらしいラベルなのに輸入原酒が使われているのは問題ではないか」という指摘がウイスキーファンから相次いだ。
引用元:https://toyokeizai.net/articles/-/216248?page=2
同社は元々、焼酎メーカーでしたが後発でウイスキー事業に参入したようです。現在でも「マツイピュアモルトウィスキー」には製造国や原酒についての情報は公開されていません。
公式サイトでは以下のようにテイスティングノートだけが書かれています。
マツイピュアモルトウィスキー「倉吉 12年」
ナッツやアーモンドの香りとどっしりとした麦芽香が口いっぱいに広がり、程よいバニラやレーズン・ほのかなスモーキーさも感じられ、甘さ・ビター・酸味のバランスが際立つ年代物。
マツイピュアモルトウィスキー「倉吉 18年」
長期熟成を感じさせる最高峰の深い芳醇な香り。蜂蜜の甘美な味わい・優雅で深みのあるバニラのまろやかな甘さ・スモーキーさとスパイシーさが入り混じった複雑な味わい。余韻はミントの爽やかさ。
引用元:https://matsuiwhisky.com/whisky/kurayoshi/
さて、同社のウイスキーも発売から時間が経ったため中古市場でも出回るようになりました。そこで、「倉吉 12年」「倉吉 18年」に絞ってチャートを作成してみました。

こちらが2017年5月から2022年現在までのチャートです。
12年は、希望小売価格 6,600円ですが、実際には2,000円~5,000円のレンジで取引されているようです。直近では、2,377円での落札もあります。

こちらは2016年4月から2022年現在までのチャートです。
18年は希望小売価格 27,500円ですが、実際には7,000円~10,000円のレンジで取引されているようです。
直近では、7,500円で落札されています。興味深いのはリリース直後は相場が高く、15,000円でも落札されていました。下落を続けて、今は上記価格に収束しています。
記事の続き
https://note.com/whsky/n/n628ee371eceb