今年になって多くのチャート分析をしてきたのですが、難易度が高いのが「マッカラン18年」です。そもそも2006年頃まで流通していた「旧旧ボトル」と、2013年頃までの「旧ボトル」、「新ボトル」が混在しているのでソートが難しいです。
ボトリングの年数によって価値が変わります。最近の18年は「2021年リリース」「2020年リリース」というようになりましたが、以前までは「1985年ボトリング」と詰めた年を表記していました。
今回は2000年以降にボトリングされた比較的新しいシリーズでチャートを作成してみました。
昨年の9月からのチャートをご覧ください。
45,000円程度だったボトルが局所的に上昇をしていますが、今年の1月頃から一気に上がったことがわかります。
昨年末のように4万円台での落札は難しくなっているようです。
逆に7万円台での落札が目立っています。2〜3月ころを一旦のピークとして、やや下降トレンドを形成していますが、底値が固く以前のように値下がりはしていないようです。
さて次は2017年からのチャートをご覧ください。
こんなに安かった!?と動揺してしまいました。
価格の上昇というのはすぐ慣れてしまうものです。スーパーやコンビニの有料レジ袋に慣れたように、あっという間に新しい価格に慣れてしまいます。
最近ではマッカラン18年と聞くと5〜6万円?というイメージがありますが、つい2年前までは2万5千円で横ばいだったのです。
株式投資のチャートもそうですが、2020年の年末の時点では「これから、あっという間に2〜3倍になるよ!」と言っても信じてもらえないはずです。
「まさか〜、過去2年見ても安定した相場だよ」と答えてしまいそうです。
このことから、「購入したボトルの値段が上がらない」からといって早々に売却してしまうのは勿体ないといえそうです。
また、少し上がったからといってすぐに利確すると、来年にさらに上がって後悔してしまうこともありそうです。
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