「創業一八九九」が手頃な価格に下がっているので、今回チャートにしてみました。
個人の方のブログによると、サントリー60周年記念に発売されたもので定価30,000円で販売されていたようです。83年といえば消費税も導入される前、日本経済がバブル全盛期に入ったときです。
1983年にボトリング・ブレンドされて発売したということは、1970年代の貴重な原酒が使われていると想像できますが、年数表記がないためか値段が山崎18年の半分以下です。
サントリー 創業一八九九の価格推移
2017年からのチャートを作成しましたが、5年前は2~3万円で推移してジワジワと上昇しています。2018年の国産ウイスキーブームでは跳ね上がらなかったようです。
ところが2020年の二度目のブームで一気に取引価格が高騰します。ピークでは1本23万円で落札されるなど、強気の価格がつけられました。
その後も昨年までは10万円を超える価格で何件か落札されたものの、反落して下降トレンドに、去年の冬頃に一旦の底値をつけて少し反発しています。
今後どうなるか全く予想がつきませんし、味についても分かりません。
しかし、このチャートを見る限りではコンディションの良いボトルに関しては1本5万円台での入手はお得なのかもしれません。
相場がマチマチで支持線が見えないので、難しいところですが、3~5万円であれば良い水準といえそうです。再び上昇して、20万円チャレンジをするのかは分かりません。
2023年は「山崎 100周年」を迎えるため、山崎55年のような高額な記念ボトルがリリースされると予想されています。これがきっかけで、3度目の国産ウイスキーブームが再来するとすれば、手頃な古酒をあさっておくのも良さそうです。
免責事項
当サイトの内容は個人的な推測に基づくもので、内容の完全性や、その正確性を保証するものではありません。ウイスキー投資は法律上の制約や損失が発生する場合があります。必ず自己責任おいて入手・売却等をお願いします。利益が出た場合は、確定申告など税務上の申告が必要になる場合もあります、税理士や税務署職員に相談ください。大量の酒類を個人売買する際には、酒税法上の免許や認可が必要になります。