最近のウイスキー相場は元気ないですね。
いくつか下がる銘柄が出てきて、かといって順調に上がる銘柄もあり難しい相場になっています。
ジャパニーズウイスキーでも「山崎18年」は下落していますが、「山崎25年」や「サン・アド創立40周年記念ボトル」など数量が極めて少ないボトルは横ばいか、やや上昇しています。
あれだけ人気が加熱していた「オーナーズカスク」は少し価格が収まり、春先のピーク時から10~40%程度低い価格で落札されている例も見かけます。
ネタが少ないので、今回はこちらの高額ボトルを分析していきます。
お酒販売専門店 SAKE People様出品のグレンドロナック39年です。
昨年5月は40万円でしたので、2倍までいきませんが、1.8倍ほどの上昇をしています。K6 & CAMPBELTOUNLOCH LOCHのバーが主体となってボトリングしたもののようです。
インポーターはウイスクイーですので、「バー関係者が現地で選択」→「お客さんから注文を集める」→「一部は店で出す」→「代理店に輸入依頼」このような流れだったのではないでしょうか。
ボトリングは2010年9月です。
2013年頃の出品では、53,000円で何件か落札されています。そこから3年後の2016年に15万円を超えて落札。
ジワジワと伸びて、一瞬30万円になりますが、2019年に19万円、2020年に24万で落札してから跳ね上がりました。40万で落札した後、今回の71万円に。
これがピークなのか、それとも100万円を越していくかは正直予想がつきません。アウトターン(出荷本数)は534本で、大半が既に飲まれてしまっていると予想できます。モルトバーでも何十本も提供されているのではないでしょうか。
1970年代のグレンドロナックは現在は、ほとんど流通していないので、すぐに100万円超えは考えにくいですが5~10年以内には超えていきそうですね。
グレンドロナック21年は、初夏のピーク35,000円から少し値段を下げているようです。並行輸入も入ってきて、同時に転売目的の人も多く現在は29,000円~30,000円が相場になってきています。
シングルカスクは初夏のような強い上昇は見かけませんが、それでも現時点では下値が堅いです。希少なボトルは値段が下がったときに狙うのもありですね。
免責事項
当サイトの内容は個人的な推測に基づくもので、内容の完全性や、その正確性を保証するものではありません。ウイスキー投資は法律上の制約や損失が発生する場合があります。必ず自己責任おいて入手・売却等をお願いします。利益が出た場合は、確定申告など税務上の申告が必要になる場合もあります、税理士や税務署職員に相談ください。大量の酒類を個人売買する際には、酒税法上の免許や認可が必要になります。