https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t1064033877
Q995 / ツイスティッド スポーク 16年 TWISTED SPOKE バーボン ウイスキー 750ml 50.25% 希少 古酒 未開栓
出典元:https://page.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/t1064033877
私も初めて見たのですが、Old Rip Van Winkle(オールド・リップ・ヴァン・ウィンクル)が過去に発売していた、3,980円のバーボンが201万円で落札されていました。
Wine-Searcherでは、最安値が356万円です。世界で2件しか登録がなく、高い方は570万円で売られています。
WhiskyAuctioneerでは、13,500ポンド=約221万円で落札されています。
よっぽど定価が高い希少なウイスキーなんだろうな〜と検索をしていると、静岡県にある「銘酒舘コスギ」というサイトに、昔のページが残っていました。
なんとも気の抜けた説明文です。
まさか、このウイスキーが20年後に200万円になるとは、当時の買い物客に説明しても絶対に!信じなかったはずです。何しろ山崎の18年も、ミズナラも、オーナーズカスクも全て過剰在庫で残っていて、年中黄色と赤いポップで「特価」と付けられていたんです。
同、通販サイトでは「クレメンタイン8年」も3,380円で売られていたようです。あれ?そうなるとクレメンタインはコスパが良い?と勘違いしてしまいそうです。
「ヴェリー・オールド・セントニック17年」は5,480円、「ワイルドターキー ケンタッキースピリット」も5,695円。
今回の「リップ・ヴァン・ウィンクル ツイスティッド スポーク 16年」は1999年に、ヴァン・ウィンクルがイリノイ州シカゴのバー「Twisted Spoke」のためにプロデュースしたものだそうです。いくつかリリースされていたものの契約期間は2002年で終了したため、本当に少ない量しか流通していないことになります。ハーレーダビッドソンが描かれていることからも、アメリカ人の愛国心をくすぐったのかもしれません。
ツイスティッド スポーク 16年の価格推移
200X年 3,980円
2012年11月5日 15,500円
2013年8月18日 72,000円
2015年5月9日 200,000円
2020年4月12日 231,000円
2022年9月20日 2,013,200円
ここで気になるのが、先ほどの商品リストで「リップ・ヴァン・ウィンクル」以外にも価格が数倍に上がっているものがあるということです。
今はウイスキー投資といえば日本ウイスキー!となって、未成熟な新興蒸留所まで買い漁られています。スコッチウイスキーであれば、マッカランやスプリングンクなどが、「買えば儲かる」として投資の対象になっています。
「バーボンを買えば儲かる」とは少なくとも日本で騒いでいる人はまずいません。こうなると価格の上昇の要因が本当の愛飲家、また米国や他の第三国の愛飲家またはコレクター、または投資家ということになります。
リップ・ヴァン・ウィンクルは過剰に値上がりしていますが、もしかしたら他のオールドバーボンの中にも、今後同じように50万円、100万円以上に急騰する銘柄が隠れている可能性は高いと言えそうです。
最近、当サイトでは人気の国産ウイスキーやスコッチを中心にチャート相場分析をしてきましたが、今後は上がりそうなバーボンも紹介していきたいと思います。
免責事項
当サイトの内容は個人的な推測に基づくもので、内容の完全性や、その正確性を保証するものではありません。ウイスキー投資は法律上の制約や損失が発生する場合があります。必ず自己責任おいて入手・売却等をお願いします。利益が出た場合は、確定申告など税務上の申告が必要になる場合もあります、税理士や税務署職員に相談ください。大量の酒類を個人売買する際には、酒税法上の免許や認可が必要になります。