1970年代マッカランが最高値を付けました。
ここ数ヶ月難しい相場が続いていますが、スコッチのオールドボトルは続伸しています。昨夜、466,000円で終了した「マッカラン18年1978-1996」を例に分析していきます。
同一ヴィンテージの当時価格は分からなかったのですが、類似スペックの「マッカラン18年 1984-2002」は2003年頃までは5,980円で販売されていました。ちなみにマッカラン30年は37,800円です。
おそらく「マッカラン18年1978-1996」も5,000〜7,000円の間で販売していたと推測できます。
過去10年のチャートを見ていきます。
2013年2月には、36,500円で落札されています。
もともと5千円前後のボトルだったので、当時のウイスキーマニアはこう思ったことでしょう「定価の7倍なんて狂気の沙汰だ……」と。
そこから意外にも上昇には時間がかかり、2016年までは15万円あれば購入できました。これでも十分高いのですが2018年6月、瞬間的に35万円を付けます。ピークとして下落、2020年に向けて徐々に下降していきます。15万円を底値として反発。
昨年から急騰して35万円を抜け、昨夜46万円強を付けました。
もう一度調整に入るのか、このまま50万円を目安にして抜けていくのかは分かりませんが、今のところ強気相場を継続しているようです。
1996年ボトリングということなので、発売時期は1997〜2000年頃でしょうか。さすがに22年間ホールドするのは根気のいる投資ですが、10年前の2012年に3万円台で拾うというのもアリですね。
これは順当に上昇したマッカランの例ですが、今後も順当に上昇する銘柄であれば、10年前に7分の1の価格だったボトルを今買っても投資として成立するはずです。
SNSでは話題になっていないのですが、アメリカ人がバーボンウイスキーを日本から輸入しているという話を海外掲示板で目撃しました。
アメリカに現存していない輸出してしまったバーボンウイスキーを、投資目的やコレクション、飲用として逆輸入しているようです。特に円安も相まって、アメリカ人にとって昨年より30%以上も安く入手できます。
2022年の実質賃金の平均は67,521ドル(約975万円)、平均世帯収入は87,864ドル(約1269万円)ですので、可処分所得も高く、日本から高額ウイスキーを輸入しやすい地合いがあるといえます。
このためビンテージのバーボンウイスキーに順張りしたり、王道のマッカラン高額ボトルを今のうちに購入しておくのも、一つの選択肢となりそうです。
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