おはようございます。
先日はTwitterのアンケート調査の投票ありがとうございました。
https://twitter.com/whisky_inv/status/1576079511967236096
結果としては、約28%の人が上昇する、21%の人が横ばい、44%の人が下落すると予想しました。強気相場に反転すると予想する人が3割いることが驚きでした。
https://twitter.com/whisky_inv/status/1579292459095707649
次の質問は、今どうするべきかを聞いたものですが、「ホールドするべき」が37%と最多を占めました。下降トレンドですが、「今買った方がいい!買い場」と見ている人も20%存在します。
一方で「売った方がいい!逃げないと」と考えている人も26%います。
最近のジャパニーズウイスキーは複雑な相場が続いていますが、この買い勢力と売り勢力で均衡が取られ、そこに中国市場やメーカーの生産量、小売価格の上昇などが影響しているようです。
個人的には、「まだ下がるのでは?」と思っているのですが、物価高と円安に吊られて反転するかもしれませんね。
さて、昨夜「山崎 2013年 PUNCHEON パンチョン」が141,000円で終了していました。パンチョンは2020年にも限定が出ているので、今回は流通量の多い2020年に絞って相場を見てみましょう。
11月4日に発売した、こちらのボトルですが初動は90,000円!
定価は12,100円ですので転売屋ウハウハの価格でしたね、たった数件で価格が落ちて翌月の12月には4万円台まで下げる売り浴びせを受けました。
近年の限定ボトルは転売数が多いので、このようなチャートになりやすいです。
ここから面白いのですが、12月に4万円をタッチしたのに翌年4月には、中国市場のウイスキーバブルを受けて8〜9万円まで再度上昇しているところです。
12月に慌てて安値で売った人はガッカリしたはずです。「早く売らなきゃ!」と手放したウイスキーが数ヶ月後に2倍になっているのです。
早々にブームが落ち着き、11月には5万円台にまで落ちています。
そしてチャート右は今年(2022年)ですが、再び局所的に上昇して収束。
落ち着きのない、市場に左右されやすい価格になっています。
チャートの一番右端は、89,800円となっています。
前日の10月9日には同一ボトルが、57,200円で落札されていました。
夏から国産ウイスキーが総じて下降トレンドに入っていますが、限定ボトルの一部は「下げつつも局所的に跳ねる」という複雑な状況です。
「それで、山崎パンチョン2020年は来年いくらになるの?」と聞かれても全く予想できないようなチャートになっていますが、上記から予想すると
5万円台に強い支持線があり、6〜7万円台を中心に売買。
この数量が減っていくとトレンド転換をして8〜10万円台にシフト。
と見ています。それでも売却目的で保有している人が、10万円台に近づくほど手放しやすくなり抵抗勢力になります。他のオールドボトルと比べて、簡単に10万円を抜けるのは難しいのではないでしょうか…?
本数非公開でノンビンテージにいくらまで出すかは未知ですが、荒れた相場が続きそうです。
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