マッカランの相場に少し動きがあったのでレポートします。
オスクーロは、マッカラン『1824シリーズ』の最高峰となるボトルです。Oscuroはイタリア語・スペイン語で、濃い・暗いを意味します。
旅行者向けリテール用にリリースされた限定版のマッカランで、1987年と1997年のウイスキーを使用し、リッチな味わいに仕上がっています。.
早速ですが、チャートをご覧ください。
他のマッカランと違って面白いのは、初代のオスクーロと入れ替わる2016年頃、正規輸入品が入らなかったためオークションでプレミアム価格での転売がありました。
個人で輸入したようなボトルが最高で15万円、8〜10万円前後で売られています。そこから並行輸入でぞろぞろ入荷したためか、5万円前後での落札が続きます。最安値となるのは、2020年7月27日の46,700円(箱なし)、2020年3月27日には47,500円(箱あり)が落札されています。
コロナ渦中で在庫がダブついていたのか、相場が下がっていました。2年後の2022年9月3日には、流通量の減少やマッカランの需要増加にともないピーク価格が194,000円で落札されました。
つまり、2年前に箱付きを買った人が再販していたら、当時の400%の利益となったほどの上昇です。急激に価格が上昇しすぎたためか、人気が落ち着いたためか相場が下落。
国産ウイスキーの暴落に巻き込まれる形で、2023年には8〜9万円まで価格を戻しています。
このまま下がるか？とウォッチしていたのですが、最近では再度13万円近い価格での落札など、強気相場にトレンド転換する兆しがあります。
原因不明だったので、海外相場を調べてみました。
WhiskyBaseでは平均価格は1,574ユーロ=約224,588円、最安値は個人売買の1,100ユーロ=約 156,862円です。
海外オークションのWhisky Auctioneerでは、805ポンド=約130,177円で送料と手数料を入れると15万円近い価格です。WAでも先月の1月9日には675ポンドと約11万円でしたので、ここ1ヶ月で再びマッカランが上昇気味といえそうです。
一例ですが、今日(2023年2月15日)時点での楽天市場での価格は、二次流通品(中古品)が218,000円、新品が278,000円です。
オークション価格との乖離が大きいため、市場の流通量が減った場合、再び反転して上昇すると予想できます。
海外と比べる相場が安いので、タイミングによってはメルカリやオークションなどで10万円以下で入手もチャンスがありそうです。
ウイスキー投資は、やや下火のイメージが浸透してきた今だからこそ、こっそり人気のマッカランを仕込むのも一つの方法だと思います。
※あくまで予想ですので、このまま下落を続けたらすみません。
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