久々に「山崎 リミテッドエディション2015」を見たら相場が悲惨なことになっていました。去年の8月までは13万円以上を推移していたのですが、現在は8万円以下での落札も目立ちます。
チャートを作成しましたので、実際にどうなったのか、また今後どうなるのかを予想してみます。
山崎リミテッドエディション2015年とは?
山崎リミテッドエディション2015年は、希望小売価格が1万円で販売されました。ノンビンテージながら数量が限られていることから、発売して即入手困難に。国産ウイスキーブームのピークを迎えた2021年には、なんと瞬間16万円まで上昇します。
原酒自体は山崎12年と同質でしたが、プレミアム価格で取引され中国市場の追い風によってまた瞬く間に上昇します。
そんなリミテッドエディションも、2015年5月では投資目的が少なく1本箱付き13,200円で落札されています。
ジワジワと上昇をして、2021年2月(A)に節目となる8万円をタッチ。そこから中国市場の無制限買付によって(B)の16万円まで上昇します。
現在は(C)の6〜8万円まで下落をし、2021年春と同水準の価格となっています。飲まれた量が相当数あると思うのですが、それでも転売目的の売り圧力が優勢だったことが分かります。
では同じリミテッドエディションの2017年はどうなったかも見てみましょう。
2020年5月には35,000円で落札が目立ちます。そこから徐々に上がり、同じタイミングで高騰します。
2021年の(A)が高騰の瞬間で、(B)がピークです。2015年より本数が多いため、ピークでも10万円を超えることはありませんでした。
実際には2〜3件だけ11万円をつけています。
現在は(C)の6万円と、同じような下落トレンドになっています。
山崎リミテッドエディションはどうなる?
残念ながら下値を模索している段階で、まだ下がってもおかしくなさそうです。収集していた人も、値が下がらないうちにと売却をしています。
先日のレポートでは山崎25年は上昇とお伝えしましたが、生産数量が極めて少ない高額価格帯は上昇をしますが、リミテッドエディションは定価1万円台のカジュアルなシリーズですので下落幅は大きいです。
さすがに2〜3万円まで下がることは無いと思いたいですが、瞬間的に5万円を切ることはあるのではないでしょうか。
もし今から「買い」で入るのであれば、4〜5万円台を一旦の目安にすると良さそうです。再び上がるのかは、現時点では分かりません。
過去1ヶ月ほどは軽い反発をしていますが、このままトレンド転換に向かえるかどうか見極めが大切です。
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