株、為替、仮想通貨が阿鼻叫喚地獄の金曜日。
おはよう御座います。
今日はスコッチウイスキーのなかでも最高峰といわれる「ロイヤルハウスホールド」を分析してみます。Sake People様の紹介文にもあるように、昭和天皇が英国で贈答されたことから英国以外では日本だけが販売できるボトルです。
ロイヤル・ハウスホールドとは「王室」の意味で、 かつては英国王室専用品を少量市販しているものでした。
当時自社ブランドが英国下院の公式ウィスキーにもなっていたジェームス・ブナキャン社が王室の依頼を受け、 皇太子(後のエドワード7世)専用のブレンディッド・ウィスキーを造ったところにあります。
それは極めて高い評価を受け、翌年、正式に”王室御用達”に認定を受けたのです。
由緒ただしいスコッチは飲める場所が限られており、 一般に飲めるのは唯一日本だけだといわれます。昭和天皇が皇太子時代にイギリスを訪れた際に英王室からプレゼントされたのが縁で、以来今日まで日本だけで特別に販売が許可されております。
ブレンドにはハイランドのダルウイニーなどを核に、どれも希少価値が高い特別に選りすぐられたモルトグレーン原酒45種以上が使用されています。
1990年代初頭までは「THE」という定冠詞がついていて、英国王室と日本市場しか出回らないということで、並行輸入もなく、価格も高額なものでしたが、 「THE」が消えた現在でも、なぜかそれだけは変わっていません。
出典:https://www.amazon.co.jp/dp/B00J3K3XC0
ロイヤルハウスホールドは中でも特級時代は非常に珍しく、現在では1本10万円以上で取引されています。ウイスキーマニアからいうと、THEが無くなった現行品は味が落ちたといわれ、全く別物とされています。
実際に私もロイヤルハウスホールドの特級と現行どちらも飲んだことがありますが、別のウイスキーの味わいでした。さて、このロイヤルハウスホールドの価格をしたいと思います。
2012年頃には手頃で、16,000円前後で売買されていました。そこから緩やかに上昇して、2015年の21,000円を目安にして反転、少し価格が落ち着きます。
それでも18,500円を目安にして売買されていました。
気になる箇所は、2019年の8月頃から急激に価格が上昇して、20,000円以下での売買は極端に少なくなり高値更新をチャレンジしています。おそらく卸元の価格が変更になり、安売りでも以前のような価格でなくなったことが原因だと思います。
このまま3万円チャレンジする可能性もありますので、もしもロイヤルハウスホールドを飲んでみたい方、または気に入っている方は1~2本買っておいても良いかもしれませんね。