ついに70万円台に上がった「本坊酒造 マルス シングルモルト 駒ヶ岳1986 30年」です。
国産ウイスキー投資に対して、やや斜に構えている当サイトですが、こればかりは褒めるしか無い伸びようです。
サントリーのシングルモルトや、ニッカなど国産ウイスキー相場が苦しい中でも続伸しています。
昨夜2022年9月20日付けで、717,200円で落札され、過去最高価格になりました。
チャートを分析していきます。
2016年6月にボトリングされて秋にリリースしたものですが、希望小売価格は「シェリーカスク」が96,800円。
同時に出た「アメリカンホワイトオーク ナチュラルカスクストレングス」の方が110,000円とやや高いにも関わらず、現在はシェリーの方が少し高い値段で取引されています。
ここからが面白いのですが、発売当初はご祝儀価格で158,000円で落札されて、すぐに転売に埋め尽くされて下落。
定価スレスレの110,000円でダラダラと取引されています。この時点で見切りをつけた転売屋が多いのではないでしょうか。
ここで入手してホールドしている人は立派なウイスキー投資家、または愛好家ということになります。
異変が起きたのは2018年4月。
今まで10万円弱だったボトルが、突如20万円まで上昇します。
そこからは早く、10月には30万円を突破、さすがに急上昇しすぎたためか調整として売り浴びせをされて下落します。
そもそも限定本数がアメリカンオーク1,137本とシェリー619本しかないため、早い段階で売り枯れして反発。
今年の3月に30万円だったボトルが、昨夜は72万円まで上昇しました。1本買っているだけで半年で42万円の利益になってしまいます。
ダブルスコープもびっくりの上昇率ですね!
個人的には少し調整が入って、40〜50万円に戻りウロウロして、来年以降に80万〜100万円チャレンジをするのではないでしょうか。
味わいに比例しているかどうかは…?ですので高値掴みにご注意ください。