ブ○ック労働として有名なワタミが独自に作った山崎12年です。
店舗でボトルキープとして提供されていましたが、注文したときにキャップ開封されないため、そのまま持ち帰ることができたそうです。

なんと、販売価格は4,500円!
この値段で店で飲めたので良い時代でしたね。
2007年にワタミで飲んでいる人に、「その山崎、12年後に6万円になってるよ」と言っても「あり得ないね、ガハハ」と馬鹿にされてしまいそうです。
今から12年後の2034年には「60万円になってるよ!」と言われるのか、「ブーム過ぎて5千円になったよ!」と言われるのか全く予想もできませんね。
さて、チャートを見ていきましょう。
2016年には既に発売から9年経っているため価格は11,000円で落札されています。そこから2018〜2020年に2万円前後で取引され、昨年2021年に急騰。
一時は7万円で落札されるなど勢いをみせます。このボトルの凄いところが、年末からの下落トレンドに強く抵抗しているところです。本来であれば3〜4万円まで戻ってもおかしくないチャートですが、5万円の鉄板のような抵抗レンジがあり底値が堅いようです。
昨夜5万5千円で落札されていたので、5〜6万円で粘って、再度7万円チャレンジするかもしれませんね。
なぜ高いのか調べてみると、この時代はチーフブレンダーが輿水精一氏だったようです。
書籍も出版されていますが、響30年をブレンドしたことでも有名です。
輿水 精一(こしみず せいいち)
1949年山梨県甲府生まれ。山梨大学工学部発酵生産学科卒業。73年サントリー入社。多摩川工場でのブレンドグループを経て、76年より研究センターでウイスキーの貯蔵・熟成の研究に従事。85年より山崎蒸溜所で品質管理、貯蔵部門を担当した後91年よりブレンダー室課長となる。
一日に200種類以上もの原酒をテイスティングし、世界的なコンペティションでトロフィーを受賞した「響30年」(1997年発売)をはじめ、「山崎50年」「同35年」など、様々なサントリーウイスキーの開発・ブレンドに携わる。96年に主席ブレンダー、99年より「ウイスキーの品質を決める最終評価者」であるチーフブレンダーとなる。
出典元:https://www.suntory.co.jp/whisky/museum/know/blend/sigoto.html
このあたりが人気の理由かもしれませんね。