お待たせしました。響21年のチャートになります。
新旧混合で出品されているため、混在したチャートとなりますのでご承知おきください。
前半のチャートは500件、後半のチャートは1800件の取引履歴となります。
こちらが過去24ヶ月の響21年チャートです。所々、旧ボトルや意匠ボトルなどで跳ねたり、開封済みなどで下がったりしていますが、(去年までの)米国株なみに、なだらかな右肩上がりを描いています。
ただ、ここ数ヶ月はやや下降トレンドです。そこまで投げ売りされている訳ではありません。
2年間で200%の含み益となっています。もっとも定価は¥32,000ですので定価で購入できた人は、その場で300%の含み益となります。
IPO株のように、応募して当選すると規定の価格で購入できるというのがウイスキー投資として面白いですね。
チャート上では強気トレンドが維持されているので、定価で買えたからといってオークションで売ってしまうのがもったいない理由が分かりますでしょうか?年利100%の異常な金融資産がない限りガチホが正解ということになります。もっとも、今後も同じ比率で成長するかは全く分かりません。
それでは過去10年間のチャートを分析してみます。
山崎や白州と異なり、緩やかに上昇していることが分かります。ところどころ、2015年と2018年に暴騰していますが、軽微な調整を経て着実と地固されて上昇しています。
響21年の最安値は2012年8月29日の9,000円です。さすがに過去10年では、この1件と9,250円の1件しか存在しません。10,000~12,000円での落札は200件以上存在します。このあたりが初期の相場といえます。
2015年2月に20,000円タッチをします。同年5月に3万円タッチ。
そこからしばらく微増、微減を繰り返す揉み合い相場が続き2018年4月に4万円を突破します。6月に6万円をタッチ。
その後2020年まで、やや下落を続けます。45,000円が支持線となっています。
強気相場が続き、2021年11月に8万円を超えることになりました。今年に入り旧ボトルが10万円の大台に乗りました。
過去500件以上、綺麗に伸びてきたので直近数ヶ月の横ばい&微減が気にかかります。予想ですが、偽物がかなり混ざってきているのではないでしょうか。
昨日も有名SNSインフルエンサーが、偽物の山崎18年をテイスティングしていました。話によると、中身が「シーバスリーガル18年」という(比較的)高級酒が入っていて、即時発覚を防ぐ対策をしているようです。
確かに中が格安ウイスキーや紅茶になっていたら即時バレてしまいますが、シーバスリーガル18年は味も香りも良いので、飲んでも気が付かない人もいるかもしれません。
また、大陸系SNSを漁っていると既に偽物キャップシールが対策されて、本物と見分けがつかないものまで流通しているようです。ここ数年はキャップシールで偽物・正規品が判断できましたが、精緻な模倣品の登場により相場に悪影響を与えそうです。
今オークションを眺めていると、9万円で終わっているボトルの出品者が「響21年」「山崎18年」だけを出品しているアカウントでした。
真偽のほどは分かりませんが、とてもじゃないけれど怖くて入札できません。
現時点では偽物も、正規品に近い相場で落札されています。今後、精巧な偽物キャップシールが大量に流通した場合は、正規品にも影響を与えると思います。お気をつけ下さい。
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