今日は、先週の米国ナスダック安値に嫌気を指し、日経平均株価が800円超えの下落をしました。1ドル135円をマークし、これだけの為替差があっても、グロース・バリューどちらも米国株に連動しているところが辛いところです。年末からズルズル損切りせずに放置した結果、山崎25年数本相当の含み損に……。
そんなわけで今日も元気に、ウイスキー投資のチャート分析を行っていきましょう。
今日は2020年に飲食店を応援するためにイチローズモルトが発売した、505 モルト&グレーン シルバーラベルです。
Twitterで発売と同時に転売している個人を釣り上げるなど、問題の多かった銘柄です。一般人にもかかわらず「505を入手しました」などと自慢するツイートもあったほどです。
こちらのチャートは、生データなので2本やセットが混在していますが、基本的にはトレンドライン通りの流れになります。
6月発売で初動はなんと48,000円スタート!
定価が8,250円ですので、5倍以上の価格で落札されています。飲食店の横流しが続出したためか、市場の数量が増加して同年の7月には2万円を切る価格で安定します。
8月には売り圧力に負けて、12,500円を支持線として下降トレンドを形成します。
トレンド転換は終売の2021年2月!
このボトル、2021年の3月に終売したのですが面白いチャートになっています。2021年の2月に、8,250円を最安値として10件ほど落札されて反転。
完全に上昇トレンドに転換しました。2021年の6月には15,000円まで押し戻り、現在は18,750円を抵抗線として上値チャレンジをしています。
完全に生産終了しているので、時間はかかりますが抜けていくのではないでしょうか?
このボトルは、モルトとグレーンウイスキーがブレンドされたもので年数表記のないNASです。ウイスキーマニアからしたら見向きもされないようなボトルで、流通量も非常に多いです。そんなボトルでも、下降トレンドから抜け出しているというのが注目すべき点です。
これが、「イチローズモルト」のブランド力なのか、それとも他社の海外原酒&グレーンがブレンドされたウイスキーでも上昇するのか見極める必要がありそうです。
極端な例でいえば、サントリー碧Aoも生産終了したら値上りしてしまうことになります。ウイスキーマニアは、完全な日本国内蒸留100%、それもモルトが100%を愛飲する傾向にありますが、海外原酒とグレーンを含んだブレンデッドでも価値が上がるのか、今後も注目していきたいところです。
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