さて、今日も飽きずに相場分析を行っていきます。
現在は某酒販店で¥32,750(税込)で販売されている「カリラ25年」です。少し前まで2万円代後半だったのですが、昨今の値上げに釣られてジワジワとと上昇しています。
楽天市場を見ると、最安値は34,100円で次が37,500円、4万円以上で販売している酒販店もいくつか存在します。
このカリラ25年、もともといくらで売買されていたのでしょうか?
直近の落札価格を見ると、29,800円が6件連続しています。バー関係者や愛飲者による買い圧力が高いことが伺えます。3万円超えて売買される日もかなり近いことがわかります。
実はこの「カリラ25年」2020年6月までは、なんと1万6千円で落札されていました。チャートを見ると1件だけの落札ではなく、何件も安定して1万6千円前後で売買されていたことがわかります。
生産量が安定して卸価格も安かったために、このように収束しています。
2014~2016年頃は一時的に値段が高くなっていますが、なぜか理由がわかりますでしょうか?
ひとつの原因は「円安ポンド高」で、1ポンド=190円まで上がったためです。その後、130円台まで戻ったので価格が下落しました。
横ばいが続き突然上昇する、株価のようなチャートです。
現在は3万円近い価格ですが、チャートを見る限りはまだまだ上昇を続けそうな気配さえあります。
「カリラ18年」も同時に調べてみました。
6千円台が数件、7千円台も10件以上あります。今考えると非常にお得な価格でしたね。
1万千円を抵抗線として、レンジ相場が続きましたが、やはり2020年から昨年を目安にして上に抜けています。現在は1万6千~2万円を意識して落札されています。
ただ、偶然安く終了することもあるので、カリラ25年よりは相場が不安定のようです。酒販店では2万円程度で販売されているので、1万6千円程度であれば安いかもしれません。
カリラ25年は、海外ショップの平均価格では222ユーロ(約31,779円)となり相場が連動しています。
限定数量は1万4千本とやや多いので、すぐに高騰とは考えにくいのですが、限られた数量かつ、同じ値段での再販の確証が持てないボトルです。
カリラはアイラ島の中でも蒸留器の生産能力も高く、貯蔵量も多い蒸留所ですので、まだまだ継続して長期熟成をリリースするのではないかとは思っています。
ボウモアやラガヴーリンなどと比べると、価格が手頃な理由がそのあたりにあるのではないでしょうか。いずれにしても現在の社会情勢や為替相場からすると、まだ上昇の余地がありますので、カリラが好きな方は1本持っていても良いかもしれませんね。
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