
2020年から急激に値上がりしたドメーヌ・ルフレーヴ。最近の相場についておさらいしてみます。
「ドメーヌ・ルフレーヴ 2019年ヴィンテージの高騰について」ポンのワインレポート|ワインブログという方のページには、2021年9月に以下の商品と価格が紹介されています。

2021年秋には、クラヴォワイヨンが2万円、コンベットが2万8千円、ピュセル3万4千円で登録されています。
2023年2月では、以下のような価格になっています。
この寺田倉庫のワイン通販でも、在庫があるのが希少なくらいで、おそらく数日〜数週間で完売すると思います。

ドメーヌ・ルフレーヴ ピュリニー・モンラッシェ 1er レ・フォラティエール [2020] 68,200円
ドメーヌ・ルフレーヴ ピュリニー・モンラッシェ 1er クラヴォワイヨン [2020] 46,200円
ドメーヌ・ルフレーヴ ピュリニー・モンラッシェ 1er レ・コンベット [2020]
77,000円
1年半ほど前から、2倍以上も上がっています。
話によると世界的な需要の増加と、中国市場など新興国への割当が増えたため日本への入荷が少ないのも一因のようです。
ここでチャート相場分析をしてみます。

2021年9月に楽天市場で2万円だったクラヴォワイヨンですが、たしかに同程度で売買されています。そこから右肩上がりで現在は3〜4万円で売買されています。外れ値は、昔のビンテージなど希少価値のある年数です。

コンベットは2021年まで2万円以下での終了で、2018年までは1万5千円以下もありました。そころが2021年の秋から急上昇して5万円超えに、現在は少し相場が落ち着きましたが、それでも4万円以上になっています。

フォラティエールは2013年から2万円を少し切る相場で推移してきましたが、同じように2022年に急騰。瞬間的に8万円をタッチして、現在は4〜5万円を維持しています。
個人的な推測ですが、今回の高騰は一瞬だけでなく来年以降もジワジワと上昇すると思っています。ブルゴーニュワインは1〜2年前の収穫がリリースされるので、2021年はまだ発売されていないのですが、天候不順などにより収量が例年の30%ほどに落ちたと言われています。
そのため、2023〜2024年にかけてリリースされる2021年ヴィンテージは、卸価格は更に上昇、希少価値も上がるので投機的な対象になってもおかしくなさそうです。
例えば、白ワインで有名なコシュデリ、ルーロなんかは高騰後に高値止まりしていつまで経っても元の価格には戻ってきません。これは、ウイスキーとは違ってブルゴーニュワインには、畑の面積があり法律でも作れるぶどうの収穫量が決まっています。
天候でも収量が減ってしまうので、限られた本数を世界で分けるため高騰につながりやすいです。また一般的にはワインは一晩や、翌日には飲みきってしまうものですので、気に入ったお金持ちのワインマニアは12本単位で購入することも多いです。こういった消費のペースも相場に関係していそうですね。
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