昨年まで下落相場だった「山崎12年」、ついに反発をして上昇トレンドに転換したようです。
国産ウイスキーのベンチマークとなる王道人気のボトルですが、昨年の22,000〜23,000円から一時18,000円代まで急落しました。それが、先月始めより上昇する兆しがあります。
実際のチャートを確認してみます。
新旧ボトル、箱あり無しが混ざっているので少々見にくいのですが、中央の線が平均価格の実線。下の手書きの赤線が、底値の推移です。
昨年2022年9月のAでピークの23,000円代をマークします。そこからBに向けて少しずつ下落。2022年12月に入るとガクッと下がりCの20,500円で少し反発。そこから売り優勢になりDのの19,000円まで落ちています。
「このまま国産ウイスキー相場が暴落する?」と思うような相場でしたが、現在はD~Eのように+2,000〜3,000円まで微増しています。
最新の相場では、22,000円での落札も見かけるので、物価高につられて上昇しているのかもしれません。
Whisky Auctioneerでも、131ポンド=約21,248円+手数料で落札されているので海外相場も日本国内とほぼ同等となっているようです。
小紅書(RED)でも、山崎12年の買取価格が上昇。1,500 中国人民元=約28,715円と2,000円近く上昇しています。山崎25年にいたっては2万円の上昇で126万円の買取価格に。
一方で余市や宮城峡は大幅に続落しています。サントリー系は強く、ニッカは弱い価格になっているようです。響30年も下落しているので、シングルモルトのサントリーだけは相場が地固めされているようです。
ここで慌てて12年を買うのではなく、少し希少なカスクストレングスを探しても良いと思います。
例えば山崎蒸留所の限定、樽出原酒=カスクストレングスは2020年に6万円、2021年にピークで17万円まで上昇しましたが、現在は2020年当時の価格で購入できる場合もあります。
シェリーカスクで、アルコール度数も54%。長期保管もできるボトルですので、このような希少なレアボトルを1本入手して、再度上がるタイミング待つのも良さそうです。
流通量が少ないので、5万円以下にはならないのではないでしょうか?
実際、味わいも素晴らしいので個人的にも3〜4万円以下であれば開封して飲みたいようなレベルです。現行の山崎18年よりは遥かに美味しいです。
不安定な相場が続きますが、参考にしてみてください。
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