一昔前の「洋ゲー」、もしくは「ヘヴィメタルのCDジャケット」のようなロゴが特徴的なグレンアラヒー。
先日の記事「グレンアラヒー設立のビリーウォーカー50周年記念リリース」でも紹介しましたが、「ベンリアック蒸留所」を有名にしたビリー・ウォーカー氏が2017年にペルノ・リカールから買い取った蒸留所です。
カバー写真出典:https://theglenallachie.com/
元々はブレンデッドウイスキー用として製造していたため、蒸留所の公式ボトルは存在しませんでした。蒸留所が開設してから2018年で50周年を迎えましたが、そのタイミングをみて「シングルモルトウイスキー」としてリリースしました。
グレンアラヒー 12年の価格推移
オークションに初回登場したのは2018年11月です。まだ日本で流通してから3年弱しか経っていない状態ですが、目立つ価格の変化があります。
ノーマークだったのですが当初はなんと3,200円で落札されています。昨年の春ころから価格が変更になり、一時的に6,000円前後に上昇します。
そこからしばらく4,200円から4,600円の間を出するのですが、今年の春頃から急激に価格が上昇し、6,000円以上での終了が目立ってきました。
現在の楽天市場での最安値が7200円と言うこともあり、上位クラスの「グレンアラヒー15年」に迫る価格に高騰しているといえます。
次に「グレンアラヒー15年」のチャートを見ていきましょう。
こちらも、信じられないことですが2020年当初は5,000円以下での落札があるほどにコンパクトな価格が続きました。
昨年は6,400円下値にして10,000円以下での落札が続くなど、やや不安定でしたがそれほど高値がつく事はありませんでした。
今年に入ってから10年と同じように相場が上昇し、現在では12,000円以上での落札も見かけます。 まだ蒸留所の所有原酒からして枯渇は考えにくく、英国内のボトリングや輸送関係のジャムによる影響と考えられます。
ただ、安定供給されたとしても、現在の為替レートを考慮すると過去のような価格で再販できるとは限りません。この辺がどのようになるか見所となりそうです。
特筆すべきは、「グレンアラヒー 10年 カスクストレングス」です。このボトルはバッチ4が、「ワールド・ウイスキー・アワード2021」で受賞しておりオークションでの相場が高騰しています。
取引量が少ないボトルですので、混在しているチャートとなります。
2019年当初と比べ1万円以下がなくなり、反対に4万円近い価格での落札も目立つようになってきました。
まだこちらのボトルは手ごろな価格で入手することができるので、今のうちからストックしておきたい1本です。
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