SNSを見ていると、地方のドラッグストアや小規模スーパーで「山崎12年」や「白州12年」などを発見して購入しているツイートを見かけます。
サントリーのお膝元だからか、和歌山県や四国などのスーパーで定価で購入できたというツイートも多数見かけました。
「国産ウイスキー」は全く見かけず
私は東京都内に住んでいますが、サイトを開設してから銀座、新宿、渋谷、池袋などを中心に実店舗を回っていますがサントリーの人気蒸留所やニッカの年数入りを全く見かけません。昨年末に一度だけ、新宿のヨドバシカメラで山崎12年を発見して以降はお目にかかっていません。
普段はネット通販でお酒を買っているので、実店舗を回ることは無かったのですが、noteを初めてから皆さんに報告するため40件以上の酒屋さんを回ってみました。それでも山崎12年・白州12年どころか、年数表記なしのNVでさえ出会えないので、レアポケモン状態です。
かつて田舎の「銘酒の森 酒アルコ」で、山崎12年が4,980円で100本以上も山積みになって全然売れていなかったのを見ていたので、本当にブームって凄いな!と未だに驚きます。
スコッチウイスキーもたった1年で希少に?
昨年9月に撮影した写真です。
こちらは、新宿の信濃屋様です。ラガヴーリン16年は6,680円、ボウモア18年は8,800円、アードベッグ アンオーは6,980円。
オーバン14年は6,360円、クライヌリッシュ14年は5,280円、タリスカー18年が11,500円で販売されています。
タリスカー18年なんか、現在の楽天市場の最安値が27,500円です……。
この時、私は「思ったより、品揃えイマイチだな?」と何も買わなかったのです。何しろ、この時より3ヶ月前までは、銀座のリカーマウンテン様が更に在庫豊富で選び放題状態だったからです。
何度かnoteでも記事にしていますが、ボウモアが10種類、アードベッグが5種類、カリラ5種類、ラガヴーリン5種類、グレンドロナック6種類といった具合にめちゃめちゃ品揃えが良かったからです。
春ころの欠品に対して「夏になれば入荷する」と言っている人もいましたが6月末の時点では、店舗には入荷していません。また先日の酒販店さまのツイートのように、長期欠品が常態化しているようです。
https://twitter.com/aquavite_aizu/status/1537351750520549379
体感的に去年末から品薄に?
ここで不思議なのが、ウクライナの影響だけではなく、昨年末あたりから品薄が一気に悪くなった(=入荷がしなくなった)ということです。
これは販売店に原因がないのですが、卸元が取扱中止したり終売しているということです。
英国内でのボトリングが遅れているという事情もあり、必ずしも今購入できない=終売という訳ではありません。ただ、海外のショップを見ても総じて完売していることが多いので、来年以降に再入荷したとき価格が変動することが十分に予想できます。
当たり前の話となりますが、上記の銀座、新宿の品揃えを見て、やはり長期熟成のウイスキーから在庫が無くなっています。10年以下の熟成のウイスキーは、去年からそれほど価格の変化もなく在庫が十分なものもあります。
そういった意味では、手頃な価格で18年やそれ以上の年数が入ったシングルモルトウイスキーは見かけたら狙い目ということになりそうです。
週に数回は、都内の実店舗をチェックしているので、また動きがあればお伝えしたいと思います。
東武百貨店に寄ったところ、タリスカー18年やアードベッグのモンスターパック、ボウモア25年など、今となっては希少なボトルが入荷していました。友の会での積立や、カード会員など上手に利用している人は10%以上の実質値引きになると思うので、百貨店は中々面白いです。
松屋銀座の地下も珍しいウイスキーがちょいちょい入荷しています。新宿伊勢丹はイベント期間中はブルックラディやカーンモア、グレンアラヒー、ディアジオ系など希少なボトルが大量入荷するのでタイミングを見ると良いですね。
ちなみに、三越伊勢丹ホールディングスの例ですが、株主優待で10%の値引きを受けられるようです。「本ご優待は、セール、食品のお買物にもご利用いただけます。」とあり、除外に「洋酒」が書いていないので、実際に利用できるのではないでしょうか?
もうひとつ思いついたのですが、金券ショップで「百貨店共通券」を93%などで購入すれば、定価よりかなり安く買えるスキームができそうですね!
このあたりを上手く活用すればお得にウイスキーが購入できるかもしれません。参考にしてみてくださいね!
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