連日の猛暑で、最高気温を更新する地域が続出しています。
ハイボール需要は夏に伸び、ストレートやロックは冬場が伸びるウイスキーですが、総合的な販売量は増加傾向にあるようです。
カバー写真 https://www.kirin.co.jp/alcohol/whisky_brandy/より引用
キリン ウイスキー上半期販売量は前年比約5割増
キリンビールは国産ウイスキーの販売が好調。2023年上半期(1~6月)の販売数量は前年比約5割増加しました。このため、年間販売目標を計画の約3割増の54億円に上方修正するほどに。
特に「キリンウイスキー 陸」と「ジャパニーズウイスキー 富士」が牽引役となり、上半期の販売目標を達成しました。「富士」ブランドは新商品の好調さや海外の品評会での受賞もあり、上半期の販売数量は前年の約3倍に増加しました。
また、「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士」、「キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士」、「キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士」の3つの商品が、世界的な酒類コンペティションである「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」で全て「ゴールド」を受賞しました。特に「キリン シングルグレーンジャパニーズウイスキー 富士」は4年連続、「キリン シングルモルトジャパニーズウイスキー 富士」と「キリン シングルブレンデッドジャパニーズウイスキー 富士」は初めての受賞となります。
国産ウイスキーの牽引役であり競合他社になる、サントリーの響も上記「インターナショナル・スピリッツ・チャレンジ」の「ゴールド」を受賞してから世界的な人気が上昇してきました。
そのため、今まではサントリーとニッカの2強でしたが、今後は第三のポジションとしてキリンのウイスキー人気が上がっていく可能性は高いです。
NHKでも国産ウイスキーが特集に
NHKの「おはBiz」では、「世界が注目! ジャパニーズウイスキー」が特集され、”日本のウイスキーの輸出額はこの10年で約14倍に増加し、日本酒を追い抜くまでになっています。”と報道しています。
放送では、中国人富裕層が日本でウイスキーの樽買いについて触れています。最近ではインバウンド需要が回復し、円安も相まって爆買いが再開しているようです。現時点では相場はそれほど回復したとはいえませんが、再びの国産ウイスキーの上昇が期待されます。
希少マッカランが再び最高価格に?
07/09 22:43に、2021年最高価格と同価格帯で「マッカラン1949年」が落札されています。チャートを見ると、2014年頃には100万円前後で売買され、2016年には一瞬だけ80万円まで下落。
わずか4年後には900万円で売買され、その後300万円まで下落しています。
WhiskyAuctioneerでは、2023年3月に12,500ポンド=225万円での落札でしたので国内相場だけが異様に高騰しています。ただ、同サイトで2019年には450万円での落札があるので、商品数が少ないので、タイミングによっての振れ幅が非常に大きいことが分かります。
液面やコンディションも関係しているのかもしれません。
ちなみに、ヤフーオークションでの最安値は2016年の800,000円です。
たった3日の出品だったので、この結果になったのだと思います。このタイミングで購入できた人が、未だに所有していたら奇跡的な上昇率となりそうですね。
最高価格が900万円で、今回の落札価格が888万円。これ以上伸びるのかは全くの未知数ですが、10〜20年後に更に現存数が少なくなっていくのは間違いなさそうです。
免責事項
当サイトの内容は個人的な推測に基づくもので、内容の完全性や、その正確性を保証するものではありません。ウイスキー投資は法律上の制約や損失が発生する場合があります。必ず自己責任おいて入手・売却等をお願いします。利益が出た場合は、確定申告など税務上の申告が必要になる場合もあります、税理士や税務署職員に相談ください。大量の酒類を個人売買する際には、酒税法上の免許や認可が必要になります。