昨年の勢いは戻っていませんが、中国市場のジャパニーズウイスキー価格に少し変化が見られます。
ご存知の通り、国産ウイスキーのフラッグシップでもある山崎25年。全体的な国産ウイスキー相場の流れを掴むのに適しています。
2020年の80万円から徐々に上昇をして、2022年7月には150万円近くまで上昇しました。そこから、国産ウイスキー下落トレンドに巻き込まれるようにして、下値を95万円までつけるようになります。
もともと定価10万円の商品だったので、そこまで戻るかというと全くそんなことは無く、90〜95万円の厚い支持線によってサポートされています。
そんな山崎25年ですが、中国市場での変化が見られます。
山崎25年は約105万円まで戻しています。オークション手数料を入れると112万円ほどの水準です。中国市場のブーム失速とされていますが、依然にして人気の高さを伺えます。
轻井泽35年 1981 艺伎 4瓶组(軽井沢35年 1981芸者 4本セット)は283,000人民元で落札。7%の手数料を入れると、590万円での落札になります。
220件の入札と盛り上がっていることが分かります。
もうひとつ気になるのがこちら。
中国市場でスプリングバンクが人気とお伝えしていますが、ローカルバレイや限定のシングルカスクを中心に落札されています。
手数料入れて約67,000円での落札です。国内では、10年は53,000〜60,000円程度。11年が70,000円程度で売買されているので、日本の方が1〜2割ほど安いようです。
こちらのスクリーンショットは、オークションではなく通常販売ですが、カリラ25年はセールで2280人民元=約44,462円です。
日本では昨年まで27,000円程度、現在でも37,000円で新品販売されています。
全体的に日本国内の方が相場が安いので、中国市場でブームが一段落したとしても、これから国産ウイスキーやスコッチがどんどん値下がりするようには見えません。
再び上昇するタイミングは見えませんが、国産ウイスキーに関しては下落の底値から徐々に戻しているかもしれませんね。
免責事項
当サイトの内容は個人的な推測に基づくもので、内容の完全性や、その正確性を保証するものではありません。ウイスキー投資は法律上の制約や損失が発生する場合があります。必ず自己責任おいて入手・売却等をお願いします。利益が出た場合は、確定申告など税務上の申告が必要になる場合もあります、税理士や税務署職員に相談ください。大量の酒類を個人売買する際には、酒税法上の免許や認可が必要になります。