インフレの影響で毎月のように価格改定されてきたウイスキーですが、一部の銘柄は上昇が一段落したようです。例えば、下記の「ラガヴーリン16年」は昨年16,000円程度まで上昇しましたが、入荷量が安定してきたためか10,900円で在庫がありました。
もともと6,500円程度で売られていたため、現在でも十分に高いのですが、昨年に購入された場合は「全然価格が変わらない」と印象を受けるかもしれません。
こうした人気ウイスキーではなく、意外なボトルの価格変動を確認しました。
「リカーマウンテン」や「CAVE de L NAOTAKA」などで扱われている、ブルゴーニュワインのフィサン(産地)です。生産者は「ベルトー・ジェルべ」という女性生産者です。
こちらは2021年の売り場ですが、通常のフィサンが3,800円。「フィサン・ブラン シャン・デ・シャルム」などの上位キュヴェが5,500円、7,500円で売られています。
1〜2年前まで、セール期間になると投げ売りされていて、3,850円でも安いのですが更にクーポンなどで35%ほど安くなり、還元率を含めた最安値は2,500円でした。そのため「安ワイン」という印象があったのですが、昨年ころから価格が怪しくなっています。
2019VTから急に値上がりはじめ、5,280円と倍近くまで上昇し始めます。「もはや高すぎて飲めない」と思っていたのですが、ショッキングな価格を発見しました。
都内のショプでは、2021VTを9,020円で販売しています。つい、2年前までは2,500円で飲めたワインが、今では4倍近い価格まで上昇してしまいました。
怖いところが、ネット通販なんかでは完売しているショップが出ていることです。高い=買わないではなく、高くても買ってしまう層がいるようです。
さすがにボッタクリでしょ、と思い調べたのですが、国際的な価格も1万円近くまで上昇しています。為替やインフレなどの影響もありますが、人気が上昇してきたのかもしれませんね。
このワインは、1〜2年前までは不人気でセール対象で大量に投げ売りされていました。そのため都内ではなく、逆に地方のリカーマウンテンなんかでは、在庫が安いままで残っている可能性があります。
ある購読者の方は、三重県のリカーマウンテンで現在3万円程度のワインを9千円で売られていたので、慌てて購入したそうです。
数年前の仕入れ品だと状態も気をつけた方が良いですが、こうした掘り出し物を探すのは楽しそうですね。3〜4千円台で発見したら、1本購入してみても良いと思います。
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