「9時だし株価でも見るか」と証券会社アプリを開いたら前日比 マイナスXXX,XXX円でショックを受けてしまい、気分転換に投資について書きたいと思います。
私は昨年から株式投資を始めたポンコツトレーダーなのですが、現在大きな含み損を抱えています。動画サイトで50億円トレーダーのテスタ氏を知り、つい見入ってしまいました。
https://www.youtube.com/channel/UCfJEDCUlzQl4-atLp6Z9DcQ
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賛否両論あるようですが、彼の好きな所は「結果主義」であることです。
動画では「なぜ○○株は下がっていると思いますか?業績も良いのですが…」という質問に対して、「理由は投資家がそう判断したからでしょうね、今付いている値段が全て」と結果論で投資判断しています。
株式投資で陥りやすい失敗はこうです。
「ある会社の業績が上昇する」→「会社の利益が上がったし、株価が上昇するはず」→「株を買う」→「何故か株価が下落する」
逆に業績が下がっているのに株価が上がることもあります。テスタ氏のように結果主義で投資しないと成功できない、常識が通用しない世界という事が分かりました。
他にも好きな言葉があり、「投資スタイルは人それぞれなので、どれが正しいはない」「買った株が下がるなら、やり方が間違っている」など現実主義、結果主義が心に刺さります。
最適な「投資スタイル」は人それぞれ
これは私の失敗談なのですが、「過去から学ばないと」と試行錯誤しています。株式投資よりずいぶん前の2017年に、仮想通貨投資にハマったことがあります。
1BTC=27万円の頃に、30万円元手に1BTCを購入しました。そこから、少し下がると「総資産額の表示」が30万円から28万円になって慌てて売却。
寝ても覚めてもチャートに張り付き、「上がったので、再購入」「下がったので売却」を繰り返して、あれだけの強気相場なのに、ほとんど利益が出ずに退場してしまいました。
途中で「高値掴みの安値売りはダメだ…!」と気が付き、逆張りで暴落時に購入していたのですが案の定、購入してからも下がり続けるひどい目にあいました。
今思えば、「チャートに張り付かず、ビットコインを中心に適当なアルトコインを購入して数年の放置」が最適解でした。
2017年に戻ったら、「あなたの1BTCは価値が上がるから買い続けなさい」とアドバイスをしたいものです。コツコツ10BTC集めていれば、数千万円にもなっていたのです。
株式投資の初心者ミス
仮想通貨でさんざんひどい目にあったので、株式投資なら余裕だろう。
今度は失敗しないぞ!と、決算書を読み「これだ」と思った個別株を購入しました。
当初の数ヶ月(2021年末)は、含み益が出てニッコリしていました。みなさんご存知の通り年末から、岸田ショック、米国株ショックや戦争が発生します。
含み益がみるみるなくなり、ついには含み損に突入します。
「ここで売買するから負ける」と過去の失敗を活かそうと、相場を無視して半年以上放置しました。
結果、損切りポイントも失い、山崎25年旧ボトル以上もの信じられないほどの含み損を出してしまいました。
デイトレードも苦手、中期スイングも苦手、投資スタイルが確立していないのも負ける要因でした。
今朝、偶然流れてきたテスタ氏の動画で、「今の日本株は、ボックスを形成しつつも下落しているでしょう?単に株を保有している人にとっては苦しい相場でしょうね。やり方を、その時その時に合わせないと」と解説していて、ぐぬぬと苦汁を舐める気持ちでした。
洋酒投資について
唯一、自分自身が納得している投資があります。それがウイスキーやワインなどの洋酒投資です。
お酒の投資には、「デイトレードのように、抽選で希少ウイスキーを購入して即日売るような転売スタイル」「国内の新興蒸留所の樽を購入する、リスクを取る方法」「自分が飲みたいボトルだけ収集し続けるコレクター」など多種多様なスタイルがあります。
私の投資スタイルは一貫していて、「美味しいものを買い、絶対に売らない」ことです。多少の値段が上がったから、上昇したからといって一度も売却していません。いずれ法人名義にして、税務上と酒税法上の問題を解決したいという理由もありますが、単に「今は利確するタイミングではない」と自分自身で強く思っているからです。
生まれる前の昭和の酒
こんな経験をしたことがあります。
何年も通っている、あるワインバーの女性ソムリエールが「これは私が若い頃に購入したボトルですが…」と1960年代のシャトー・パルメをグラスで飲ませてくれました。
グラスの中は昭和30年代、東京オリンピック時のブドウ果実が入っています。私が生まれる四半世紀以上前のボルドーワインでしたが、生き生きとした艶めきのある香りと味わいは、心が震え上がる経験で強い感動を受けました。
その時に、「今ある美味しいワインやウイスキーを残したい」と強く思いました。それが自身の家族や子供なのか、ソムリエールのように店主と客なのか、オークションでの売却なのか、誰に残すかは分かりません。
20年~30年後の生きているうちに誰かに渡しても良いし、死後に家族が飲むなり売るなり、利確すればいいじゃん。と軽い気持ちで収集しています。
今までワインやウイスキーを勉強するにあたって、手本を見せてくれた大人がいました。「これが昔のお酒だよ」とスタバ並の安い価格で飲ませてくれたので、数多くの体験ができました。
そんな理由から、私自身も美味しいボトルを収集して、若い人たちに手本を見せる使命も感じています。
今後の課題は
私の場合は、国内株式・米国株・ETFも退場せずにダラダラ続けようと思っています。かといってショートを仕掛けるほど頭が良くないので、ロングで長期戦で行こうと思っています。
いっときは不動産投資も考えたのですが、楽待を何年見ても条件の良い中古物件はまず出てきません。成功している人に聞いても、「本当に良い物件はレインズに出る前に売れる」と言われています。
そもそも日本の合計特殊出生率が1.30で6年連続で減少、生産緑地の「2022年問題」以前に全国で家余り状態です。不動産投資は既にパイプのある関係者か、資産潤沢で山手線内の都心5区で勝負できる人以外は積極的には参加しないほうが良さそうだと判断しました。
給料は上がらないのに物価と税金だけ上がる、非常に厳しい時代ですが、みなさんも得意な部分で、自身の投資スタイルを確立するのが成功への近道だと思います。
今日は失敗談を書いてみましたが、参考になりましたら幸いです。
免責事項
当サイトの内容は個人的な推測に基づくもので、内容の完全性や、その正確性を保証するものではありません。ウイスキー投資は法律上の制約や損失が発生する場合があります。必ず自己責任おいて入手・売却等をお願いします。利益が出た場合は、確定申告など税務上の申告が必要になる場合もあります、税理士や税務署職員に相談ください。大量の酒類を個人売買する際には、酒税法上の免許や認可が必要になります。