2本のマッカランを同時に振って、「立ち上がる泡のスピードが違う」と動画投稿者が解説していました。
今さらなにを…と思いつつも見入ってしまいました。この方法は、遅くとも1990年代に書かれたフィリピン旅行記で技法が紹介されていました。現地の人が偽物を売った露天商に「偽物だ!」と突き返すと、コソコソと本物を出してきて、呆れたことに「空の瓶を持ってきてくれたら買い取るよ」とまでいったそうです。
蒸留所も対策をしなければブランドイメージや売上を維持できないので、2014年頃からホログラムシールを貼って対策しているのですが、なんと精巧な偽物シールが流通しているようです。
マッカランの一つ前のボトルですが、シールにマッカラン建物が描かれているもので、カードゲームの簡素なホログラムと比較するとコピーが難しそうに見受けます。
それでも、拡大鏡を使わないと一発で見抜けないほど精巧な偽物が出ているそうです。
「とはいえ、一つ前なら注意よう」と思っていたのですが、現行のQRコードがついているシールでも偽物が流通しているようです。
ボトルはリサイクルされているので、新品と見分けがつきません。
そこで新品を保証するシールの部分だけを偽物利用してるようです。
いくつか特徴があり、本物と比べると偽造防止シールが黄色っぽい、振ったときに泡の立ち上がるスピードが違う、QRコードが少し細いなど。
他にも、ブラックライトを使うとラベルに蛍光セキュリティ塗料が反応するなど仕掛けがあるようです。
現時点では、中国国内で相当数出回っているようですが、情報交換や警戒されている動画やサイトも増えてきています。その点、日本人で新しいマッカランを警戒する人はまだ少ないので、既にヤフーオークションやメルカリなどで流通しているかもしれません。
最近のフェイクボトルは凝っていて、マッカラン18年なら同じマッカランの安いボトルをベースにして、味でばれないように工夫しています。
国内でマッカランを購入するのであれば二次流通品ではなく、できる限り正規販売店のものを選ぶと良いですね。
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