今日は外を歩き回って汗がすごいことになりました。
時おり秋の風が感じられるので、それもまた寂しいものですね。
さて、今日は「ガイアフロー コンタクトS」の分析をしていきます。プロローグK、Wに続き人気のあったコンタクトSです。
軽井沢蒸留所から蒸留器を引き上げたからKというのは安直すぎて、虎の威を借るなんとやらな感じですが、コンタクトは静岡のSでしょうか。
実際に飲んでみたのですが、イマイチな名前やラベルから考えられないほど中々良い味わいです。個人的にはプロローグKやWよりも飲みやすく、モルトとして美味しいと思います。
そんなコンタクトSは、希望小売価格が税込8,943円ですがしばらく高額転売されていました。ついに値段が下がって買いやすい価格帯まで落ちてきました。
こちらが3月からのチャートですがジワジワと下げていることが分かります。もっと長い昨年の秋からチャートを見ると、意外なことに気が付きます。
11月28日の出物は、お祝儀価格もあり35,000円をマーク。
4倍近い価格になったので転売屋も潤ったことでしょう。バー関係者の話では、飲食店オーナーもこっそり売却している悪い人もいるようです。
そこから一気に下落。12月に一時的に反発するものの、すぐに下降トレンドに入ります。去年の年末を目安にして、強い売り圧力で売り浴びせをされて15,000円をタッチして少し反転。
16,000円~20,000円のレンジ相場で揉み合いながら下に抜けました。
近年の国産ウイスキーで揉み合いから下落するパターンは珍しいので、国産ウイスキー投資の戦国時代だな~と実感してしまいました。
もし昨年2万円以上で投資用に購入していたらがっかりするかもしれません。
8月7日には13,000円で終了するなど、限りなく定価に近づいてきたので本来の国産ウイスキーファンからすれば良いことかもしれません。
最近の国産ウイスキーファンは、高くて珍しいモノを飲みたいといった風潮があるので、下げ相場のコンタクトSは手を出さないのかもしれませんね。
日本国内販売本数が5,000本ということで半数以上が抜栓されていると思うのですが、この数量で下げ続けるとなると、他のカスクストレングスなんかも厳しい時代が続くかもしれません。
ざっくり上記のように下げていますが、本来はそろそろ反発してもおかしくない状況です。定価を割らないという大前提があれば、底値域に近づいています。
ガイアフローの先の事は分かりませんが、9,000~12,000円程度を大底値として反発、ゆっくりゆっくり数年の時間をかけて2万円まで戻していくのではないでしょうか?
ロレックスやカードゲームなど中国人富裕層がバブル崩壊の予兆で、売却傾向にあるそうです。山崎の25年やオーナーズカスクも去年のように強い買い圧がないので、投資として不安な状況が続きます。
英国本土、米国やヨーロッパを中心とした需要があり、底値が硬いものであればまだしも、安易に国産新興蒸留所に手を出すのはリスクが高まっているようです。
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当サイトの内容は個人的な推測に基づくもので、内容の完全性や、その正確性を保証するものではありません。ウイスキー投資は法律上の制約や損失が発生する場合があります。必ず自己責任おいて入手・売却等をお願いします。利益が出た場合は、確定申告など税務上の申告が必要になる場合もあります、税理士や税務署職員に相談ください。大量の酒類を個人売買する際には、酒税法上の免許や認可が必要になります。