いよいよ夏も終わりが近づき、慌てて宿題に取り掛かる小学生も増えてきそうです。一年も後半戦に突入しますが、国内株式、米国株式、仮想通貨、為替など全て難しい相場が続いています。
ウイスキー投資も、一直線に上がっていくと思っていたのですが、そう一筋縄には動きませんでした。
それでも「国産ウイスキー下火」と大騒ぎするほどの下落でもなく、一部の希少ウイスキーやセット商品は強気相場を維持しています。
定価9,000円のシェリーカスクや、EU限定のミズナラ(3万円程度)も20本集めることで1,780万円にまでなりました。まるでドラゴンボールを集めると願いが叶う、またはレアカードを揃えるとゲームクリアできるハンターハンターのようです。
こちらは、先日の記事でも紹介した「サントリー 山崎50年 ミズナラ ザ・ローリング・ストーンズ 結成50周年記念」ですが定価50万円が1,150万円にまで上昇。10年間の保有で20倍は、夢のある話ですね!
山崎ウイスキー投資はどうなる?
「これまでのように山崎を集めたら良い?」
これについては慎重に考える必要があります。
こちらが昨年の2021年7月から今月の現時点までの、山崎18年のチャートです。去年の今頃は9万円でしたが、14万円まで到達しました。
ここで注意深く観察したい部分があります。
今年の4月に14万円を達成してから、相場が12万円程度まで下がってきています。
これが、去年の8月に起こったAに該当するのかどうかです。
夏バテで相場が一時落ち着き、秋のBに向かって上昇するのかがポイントです。もし、今年の9~10月までに強気相場に反転するのであれば、年末から来年春に向かって、高値更新をする可能性が濃くなります。
2023年もBからCのように上昇していくことになります。
ただし、現在のCからDへの下降トレンドが継続した場合……。
円安、インフレや物価上昇に反比例するように価格が下がり続けた場合は、危険な予兆です。「人気が無くなった」「中国の需要が減った」「売る人が増えた」「サントリーによる山崎18年の出荷本数が安定した」このどれかに該当します。
夏バテの一時下落なのか、本当に下がっていく予兆なのか読むのは難しいです。今の米国株式のリバウンドも、一時的なものなのか、意外に下がらずに戻すのか意見が割れています。
個人的には、下降トレンドも考慮して、山崎12年や18年は積極的に増やさない方が良いと思います。所有されているのであれば、急いで売る必要はありませんが、「価格が落ちる可能性は50%」と思っておいた方がストレスが無いと思います。
数年後に、1本20万円を超えてガハハと笑うのか、「あの時が12万円で売れるラストチャンスだった…」となるのかは分かりません。
リスク管理を忘れないように、お気をつけください。
免責事項
当サイトの内容は個人的な推測に基づくもので、内容の完全性や、その正確性を保証するものではありません。ウイスキー投資は法律上の制約や損失が発生する場合があります。必ず自己責任おいて入手・売却等をお願いします。利益が出た場合は、確定申告など税務上の申告が必要になる場合もあります、税理士や税務署職員に相談ください。大量の酒類を個人売買する際には、酒税法上の免許や認可が必要になります。