今年の2月22日にクライヌリッシュの値上げをお伝えしました。
『ラガヴーリン16年1400円値上げ』タリスカーやモーレンジ、アードベッグも4月1日から価格改定、買い占めに?
記事では、2023~2024年に7,800~8,800円に上がると予想しましたが、現時点でAmazonでの最安値が8,000円にまで上昇しています。
Keepaでは4月16日まで6,453円でしたが、翌日から8,000円にまで値上げして、一時8,425円まで上昇しています。
さて、ここでオークション価格も分析していきます。
クライヌリッシュ14年の面白いところは、新品価格と二次流通(中古価格)が過去10年間ほぼ同じということです。つまり売り圧力が弱く、二次流通には少量しか出回っていないことが分かります。
例えばバランタインなどは贈答や買い置きなどで余剰が出回っているため、新品価格と二次流通では価格の乖離が発生します。不用品とした余剰の中古の数が多く出回っているためです。
例えば新品が5,000円のバランタインは、中古では3,000~4,000円に下がってしまいます。クライヌリッシュは、新品供給が安定しているため(今まで)値上がりしませんが、一定の需要があるため中古でも新品同様の価格が付いています。
過去の相場、2012年までは2,980円の新品価格を目安にして、±500円程度の振れ幅を維持しています。2014年に一度目の上昇で3,980円程度になり、それから5年以上ヨコヨコの相場が続きます。
異変が起こったのは2021年の2月9日に6,000円、6月21日に7,000円を付けました。直近では8月17日に8,080円で落札されています。
旧ボトルに関しては2万円超えになっています。
過去10年を分析しても、2021~2022年だけで約2倍まで上昇しています。
このままでは来年は9,800~10,800円程度を目安にして、更に値上がりしそうな勢いです。
私もクライヌリッシュ14年を少量所有しています。2019年にペイペイ還元+10%くらしの応援クーポン(Yahoo)で実質2,900円で6本購入しています。
クーポンとキャッシュバックを上手に利用してというのもありますが、当時は6本買って17,400円でした。現在では2本しか買えないのが怖いです……。
数年すれば17,400円で1本しか買えなくなっているかもしれませんね。
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