
オークションで目立った、直近の相場を確認できるようにレポートをお届けします。購入や売却、今後のポートフォリオの参考にしてみてください。
公開日 2023年1月6日
スプリングバンク ローカルバーレイ16年

スプリングバンクローカルバーレイ16年 SPRINGBANK LocalBarley 16YRS
落札170,000円 入札40 終了日時01/05 23:40
久々に出品されたローカルバーレイですが、少しだけ価格が反発しています。 去年の春には、1本25万円まで上昇しましたが、もともと2020年までは4万円以下で落札されていました。そのため潜在的な売り圧力が優勢になり、価格が急落しました。
10万円以下まで落ちることなく、今回は17万円とやや強気の価格で落札されています。

昨年の夏からいろいろな銘柄が下落していますが、スプリングバンクの例を見ると底値を模索している状況のようです。
アードベッグ ハイパーノヴァ

◇1円~ アードベッグハイパーノヴァ 700ml 51% アイラ シングルモルト
落札41,250円 入札34 終了日時01/05 22:37
こちらも転売屋の人気銘柄となってしまった、アードベックの限定ボトルです。 定価で手に入れることが難しいので、私自身まだ飲んだことがないのですが強烈なピートが特徴のようです。
昨年の11月からのチャートを見ると、1本70,000円での落札から下落を続け、12月には38,000円前後で安定しています。
今後在庫が増加したり、売る人が増えるのであれば価格は下落しますが、このチャートを見ている限りそろそろ一旦の底値をつけるのではないでしょうか。

このように、長い間ヨコヨコの相場続くと、そのまま上昇するケースもあるので、落札価格をよく注意して見ていることが大切です。
ウィレット ファミリー エステート 8年

ウィレット ファミリーエステート 8年 バーボン bourbon WILLETT Family Estate ボリニジャパン 65.9%
落札102,111円 入札76 終了日時01/05 20:47
珍しいバージョンを出品されていたので紹介します。過去10年で、わずか15g本しか出品されていないボトルです。
ウィレット・ファミリー・エステート・シングルバレルのバーボンとライのリリースは、アメリカン・ウィスキー市場で最もカルト的な人気があり、「ユニコーン」と呼ばれるウィスキーの代名詞的存在です。パピー・ヴァン・ウィンクルやバッファロー・トレース・アンティーク・コレクションと同じか、或いはマニア筋にはそれ以上に評価されています。

2015年には9,800円で落札されていましたが、 その後しばらく姿を消し2019年頃からは65,000円前後で売買されています。去年になって90,000円前後まで上昇しています。
今回は節目となる100,000円を超えたので、ボトルの本数が少なくなることにより、今後ここから急上昇する可能性もあります。
評価を見ると、海外の購入代行サービスのアカウントのようですので、日本人ではなくアメリカ人など国外の人が血眼になって探しているようです。
竹鶴 25年 ピュアモルト

[ウイスキー] ニッカ NIKKA 竹鶴 25年 ピュアモルト ウイスキー 700ml 箱
落札250,000円 入札1 終了日時01/03 23:43
竹鶴25年です。サントリーの下落につられてニッカの竹鶴も 下がっているには下がっているのですが、少し反発しているように見えます。 ピークは30万円程度でしたが、年末は17万円まで下落。そこから今回25万円で落札されました。

このまま上昇をするのか、上下を揉み合いながら下落を続けるのか難しいところです。ただし、一直線に下がっているわけでも無さそうです。インするには見極めが必要です。
山崎18年 ミズナラエディション 2017

【未開栓】SUNTORY サントリー 山崎 18年 ミズナラ 2017 エディション シングルモルト ウイスキー 700ml 48% 箱/冊子付き 813110448 0104
落札765,501円 入札6 終了日時01/03 22:16
こちらも下落をしている高騰銘柄のひとつ。山崎18年 ミズナラエディション 2017です。 チャートにしてみると、2017年から2020年までは30万円から40万円の振れ幅だったことがわかります。
一昨年から急激に価格が上昇し、ピークでは100万円以上の落札が何件かありました。

ブルジュハリファになっているチャートですが、どこまで下落を続け、どこで底値としてタッチするのか全く分からない状態です。 アマゾンやテスラの株はピークから3分の1まで下落していますが、いつ拾えば良いか判断が難しいですよね。
現在では生産終了している銘柄ですので、どこかで下げ幅が止まるはずなのですが、個人的には50万円位であればエントリーしても良いかもしれませんね。 ハイリスクハイリターンの銘柄ですね。高値掴みにならないよう、お気をつけください。
イチローズモルト the GAME ザ・ゲーム 羽生蒸溜所 2000-2009

同梱不可/東京都発送限定 AY96794★イチローズモルト the GAME ザ・ゲーム 羽生蒸溜所 2000-2009 700ml/61.2%★
落札1,300,000円 入札19 終了日時01/02 22:26
過去10年で5回しか落札されていない伝説のゲームシリーズボトルです。 最終の落札は2019年に495,000円で終わっています。
国産ウィスキーのブームが去っているように見えますが、このような本当に珍しいボトルに関しては価格が上昇を続けているように思います。時間をかけて販売すれば150〜200万円程度での落札もあったかもしれませんね。
年末にも「ゴーストシリーズ第三弾 羽生蒸留所■Hanyu Ichiro’s Malt Bar Keller 14 Year-Old Cask #1702 59.9 abv 2000 700ml ウイスキー ストア 未使用」が187万円で落札されています。
高額価格帯に関しては、中間価格帯の暴落は関係がないようです。
年末年始はどうだった?
個人的な印象では、100万円級の高額ウイスキーがよく売買されたと思います。 昨年の夏から秋にかけ大幅な下落が目立ったので、年末年始も弱気の相場が続き、高額ウイスキーを買い控える動きがあると思っていました。
蓋を開けてみれば長期熟成ウィスキーを中心にして、国内外の参加者が入札をしていて最高価格を更新した銘柄も数多くあります。
世界情勢により物価の上昇が続き、食品や飲み物など続々と値段が上がっています。慌てて売却をするのではなく、希少なウイスキーに関してはしぶとくホールドをすることを推奨します。
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