今年に入ってからも強気相場を維持しているワインについて解説してみます。
アンヌ・グロ リシュブールVT混在(2023年1月30日時点)
早速ですが、個人的に最近注目しているアンヌ・グロです。2013年には3万円で終了することもあったワインが、2021年には5〜6万円に。
昨年一気に価格が上がり、現在は7〜11万円が相場になています。おそらく今後も上がると思います。
理由としてはリシュブールは、DRCも保有するグラン・クリュですが、生産本数が年間2〜3千本という少なさです。ドメーヌが保管するものもありますが、均等に主要な10カ国で分けても200〜300本。富裕層はケース買いするので、希少になって入手困難です。
先日、渋谷の東急フードショーでも制限の抽選販売が行われていました。
エシェゾーは、2018年まで29,800円でしたが2020年は56,100円に値上がりしています。2021年は更に収量が少ないので6〜7万円でしょうか?
こうなるとリシュブールは更に上がりそうです。
そもそも抽選販売なのにリシュブールの割当さえありません。代表的な百貨店のひとつですが1本も入荷しないのが品薄を実感します。外商顧客には販売しているかもしれません。
アンヌ・グロ以外にも、トロボーやロベールシュルグも数量限定で、トロボーは今年からACブルゴーニュも全量でなく割当になったそうです。品薄=値上がりと連動しやすいので要注目です。
デュジャック クロ・ド・ラ・ロッシュVT混在(2023年1月30日時点)
デュジャックも近年までは不人気だったのですが、2021年から急激に上昇しています。クロ・ド・ラ・ロッシュは、モレ・サン・ドニの特級畑ですが、2021年には4万円、現在は10万円超えで落札されるボトルが目立ってきています。
ジュヴレ・シャンベルタンも人気で、こちらもジワジワ値上がりしているので、少し高いですが仕込み時かもしれません。
ミュニュレ・ジブール エシェゾーVT混在(2023年1月30日時点)
「こんなに上がる?」と思える圧倒的上がり方です。アルヌーラショーも高騰でしたが、昨年はミュニュレ・ジブールの年でもありましたね。
2013年は1万円台、2019年まで3万円あれば買えました。2022年には10万円を余裕オーバーでピークでは13万円近くまで上がっています。
本数も限られているので、今年もまだまだ上げる余地は残されていそうです。
2020年までに6本、12本の木箱で買った方は興奮が止まりませんね。6本の場合は購入価格約12万円が72万円まで値上がった計算になります。
ブルゴーニュは2021年の収穫が例年の30%まで落ち込んでしまい、日本への入荷も劇的に減っています。夏から入荷がスタートするので、それまでに2020年までのブルゴーニュが完売、優れた生産者から二次流通品の値上がりが始まりそうです。
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