誰が飲んでいるのか、全く分からない迷ボトルを紹介します。
数日前にオークションで、不思議なボトルが高額で落札されているのを発見しました。最初見た時は「南米ラム?」と思えるような不透明のボトルに入っています。
『ジョニー・ウォーカー・エクセルシオール』どこぞの喫茶店のようなサブタイトルが付いています。年数表記もなく、かなり怪しいボトルです。
英国のオークションハウス「サザビーズ」でも何度か出品されているもので、これ以上の詳細はありませんでした。
WhiskyBaseでは以下のようなテイスティングレビューがあります。
最安値は$1449(186,442円)で1件です。
『ジョニー・ウォーカー・エクセルシオール』の相場
全く飲んだことのないボトルなので、相場分析だけになりますが、1997年の定価は1,700ドル(22万円)。2012年は3~4万円で取引されています。
そこから、ジワジワと安くなり2018年に2万円で底づきします。稀に1万円代での落札もありました。極端に安いのは液漏れやコルク割れです。
原因不明ですが、2020年秋に急激に上昇。2021年には8万円チャレンジをして、その後も連続して高値を推移しています。
1947年に蒸留している希少なボトルは、75年経過していることから生涯出てくることはまず無いでしょう。今までの価格が安すぎたのか、8~9万円でも妥当だと判断されているようです。
不思議なのが、SNSでは全く騒がれていないことです。おそらくバー関係者や洋酒愛好家がこっそりと入手していて、小さな界隈で競合しているのだと思います。
現在の最高落札価格は、2022年03月2日 100,999円です。
最近の高騰を考えると、1940年代のウイスキーが手に入るとしたら、10万円でも安いのかもしれませんね。今のウイスキーどことか、60~70年代のウイスキーとも違うはずです。第二次世界大戦の終戦直後に蒸留されたウイスキー、どんな味がするんでしょうか……。
ちなみに、メルカリを見ると6~7万円で完売しています。
この手の出品者の方たちは、あまり興味ない人も多いので、出品直後に交渉すると6万円程度で売ってくれる場合もあります。さらに安い価格で販売していることもありますので、たまにチェックすると良いかもしれませんね。
参考にしてみてくださいね。
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