
時間の関係で簡易的なネタ記事となります。ご了承ください。
時折、悔しくて仕方ないようなオークションを見つけることがあります。
例えばこちらの「ウイスキーまとめ」値段を見て高いと思いますか?
超玄人向けの内容になっています。人気のボトルは無く、全てボトラーズブランドのニッチな銘柄+バルヴェニーの希少30年です。
このようなものは本来、バラバラの1本ずつにして希望価格を付けて出品するのがセオリーです。にも関わらず、雑なタイトルでまとめて1円スタートに出されることがあります。

1円~ 【4本セット】ウイスキー 各種(ザ バルヴェニー ヴィンテージカスク 1970-2001 44.6% 700ml等)set-qttt-220411-03 ストア
101入札履歴 300,000円(税込 330,000 円)
このバルヴェニーは、こちらに詳細が載っていますが非常に希少なボトルです。数年前の国内オークションでは単体で40万近くで落札されていました。
現在は、海外相場では最安値が3700ユーロつまり50万円になっています。
アベレージは69万円という、トンでもないボトルです。このようなボトルを短期間で売り切りで、検索ワードも弱いと、相場から外れた劇的に安い価格で終了することがあります。
例えば上記の出品物を、全て海外相場の最安値で比較してみると。
総額60万円越え!?
Balvenie 1970 Vintage Cask € 3700.00 500,000 円

Caledonian 1974 DT € 449.10 60,635円

Caol Ila 2007 TWA € 105.00 14,176円

Ballechin 2007 SV € 264.50 35,710円

合計で60万円程度となります。これは完全に即売れる金額ではありませんが、同一品を購入しようと思った場合は確実にかかる費用です。
このような洋酒買取業者様は、まとめて一気に出品する傾向があり、解説も不親切で「写真見てご判断下さい」というものも混じっています。
先のことは誰にも分かりませんが、現状ここまで希少な高額ボトルの場合、丁寧に保管をして10年後に出品すれば確実に100万円以上は狙っていけるのではないでしょうか。
カレドニアンやバレッヒェンのようなマイナー蒸留所が値段が上がるかは不明ですが、カリラの’07は手堅い投資ですし、バルヴェニーも値段が上がり続けている人気銘柄です。
マイナー蒸留所のものも、「ダンカンテイラー」や「ウイスキーエージェンシー」といったマニア御用達なので、価値が下がるとは考えにくいです。
こういった出品物は、タイミング良く見つけるのが難しいことと、もし仮に発見しても、どこの相場に合わせるかが肝になります。
入札の金額基準は?
このような複合で「高額」「やや低額」「低額」「低額」といった組み合わせを見つけた場合は、私の場合は次のように計算しています。
まず、高額なボトルが8~9割を占めているので他を除外します。このケースだとバルヴェニーに焦点を当てます。
海外相場で50万円であれば、国内の売買では35~40万円は手堅いと推測できます。このため、相場観としては35~40万円を基準にして25~30万円で勝負を仕掛けます。
こうなると、25~30万円で落札できたら実質半額近い価格で買えます。プラスアルファで他のボトルもあるので、どうしても欲しい銘柄であれば40~45万円程度を最大の目安にします。
こうすることで、自身の想定予算を仮にオーバーしたとしても、リセールしたときに損がなるべく出ない計算となります。
不用品売却でコストを圧縮
流通量の少ない希少ボトルは、強気価格で長期間出品することで落札されることがあります。まとめたボトルで不用品があれば、数ヶ月単位でダラダラ出品するのも一つの方法です。
不要ボトルを売却することで、取得価格を抑えることもできます。
今回落札した方がどんな人か分かりませんが、このようなセットを購入してバラしてタイトル付けと価格を丁寧に設定すれば、届いた翌日から出品しても150%以上は狙っていけるのではないでしょうか。
実際に、数年前にバルヴェニーだけで37万円で落札されています。
みなさんも、このようなお得なセットを発掘してみてくださいね。
免責事項
当サイトの内容は個人的な推測に基づくもので、内容の完全性や、その正確性を保証するものではありません。ウイスキー投資は法律上の制約や損失が発生する場合があります。必ず自己責任おいて入手・売却等をお願いします。利益が出た場合は、確定申告など税務上の申告が必要になる場合もあります、税理士や税務署職員に相談ください。大量の酒類を個人売買する際には、酒税法上の免許や認可が必要になります。