2020年頃にラベルチェンジした、アランモルトが高騰の兆しをみせています。
当時のアランモルトは10年が3,500円、18年が8,000円、21年が16,000円でした。
昨年までは、10年が7,000円、18年が13,000円、21年が20,000円程度でしたが、春先から更に続伸しています。中でも18年、21年が強く、現行ボトルの25年も少し定価より高い値段で売買されています。
海外相場と比較すると、アラン21年は平均価格220ユーロ(約3万円)よりも高い価格でやりとりされていることから国内のアランの人気が伺えます。
実はこの初期リリースのアラン21年は、SNSでもあまり評価が良くありませんでした。18年でも十分という声や割高という声まであったほどです。
まさか、1万6千円がたった2年で3倍以上になるとは思いませんでした。
アラン18年のオールドボトルは人気で評価が高く、2020年当時は8,000~9,000円でしたが昨年は13,000円、現在23,500円と上昇を続けています。
今後も流通量は減っていくので、アランモルトの味わいが好きであれば、現在のプレミア価格でも1本入手しておくと、数年後には上がっているなんてことがあるかもしれません。
アランモルトのソーテルヌなどカスクシリーズも、当時は5,000円以下でしたが値上げをされて販売価格が1万円を超えています。それだけ値上げされたにも関わらず品薄の状態です。
今後の長期熟成供給量を考えると、アランモルトは比較的小規模なシングルモルト向け生産者のため卸売の価格が上昇すると予想できます。
特に18年以上の長期熟成ボトルは、多少高い値段であっても入手しておいて損はなさそうです。
また、オールドボトルの18年を選ぶと原酒が1990年代になるため、グレンドロナックのように古き良き時代とされて、価値が上がるかもしれませんね。
(※実際には初期のボトルは不評だったそうですが……時代の評価は分からないものです。)
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