今回は速報の翻訳となりますが、ビリー・ウォーカーの記念ボトルがリリースされるようです。
今後、ビリーウォーカー氏について掘り下げて書きたいと思いますが、グレンアラヒーは、もともとブレンデッドウイスキー用として原酒を供給している蒸留所でした。
ベンリアック蒸留所を有名にしたビリー・ウォーカー氏は、ウイスキー業界では有名な人物でグレンドロナックを買収して知名度を挙げたのを御存知の方も多いと思います。2017年にペルノ・リカールがグレンアラヒーを売却したのに目をつけ、氏が同蒸留所を購入してシングルモルトウイスキーとしてリリースをしています。
まだ知名度が低いですが、品質が高く国内の百貨店でも取り扱いされるなど、流行の兆しを見せています。なぜ、今のタイミングのアラヒーが「良い」かというと、豊富な貯蔵された原酒をふんだんに使うことができるからです。
グレンドロナック蒸留所を買収した際に、こんな噂話が流れたことがあります。「過去の貴重なストックを、ビリーウォーカー氏が知名度向上のために投げ売りをしている、だから美味しいボトルが市場に出ている」というものです。真偽のほどは分かりませんが、2014年頃から高品質なシングルカスクが矢継ぎ早にリリースされた事を考慮すると、あながち見当外れとは言えないかもしれません。
実は、私自身まだグレンアラヒーを真剣にテイスティングしていないので確証を得ていないのですが、1980年代のバックビンテージを次々とボトリングして安価でリリースしていることを考えると、同蒸留所の宣伝のために高品質なものを放出していると考えるのが自然です。
現状のオークション相場は強気とは言えませんが、長期的にみてこのような限定ボトルは価値が上昇する可能性は否めません。
今回の氏の50周年限定ボトルが、シェリーカスクを中心に構成されていることを考えると、同蒸留所の膨大なストックの中でも最も品質の高い自信作を当ててくると想定できます。国内入荷については情報は入っていませんが、並行輸入や個人輸入で入手するのも良いかもしれません。
フェイスブックのグループでは、アラヒーの公式サイトで既に完売している商品があるとこのこです。
また後日、アラヒーについて掘り下げて特集をしたいと思います。
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