保有しているワインで「これは無いなぁ」と思っていた銘柄が高額落札されました。
その名も「ドメーヌ グロ フレール エ スール クロ・ヴージョ ミュジニー2009」です。ビンテージは良いのですが、グロファミリーの中でも最も不人気の銘柄です。
新品価格も安く、現在でも最新ビンテージが3万円台で販売されています。
混在チャートはこちらです。
2013〜2019年まで、たったの1万円以下で売買されています。
2020年から2万円台まで上昇し、少し下げています。
今回、突然の9万円台ですので、記念日用?など、2009年がどうしても必要な方の落札だと思われます。結婚記念日や子供の誕生日など、大切な年の場合は高額でも落札されることがあります。
それにしても、相場から大きくはずれた落札です。
2009年に限ってチャートを出すと、過去10年で取引件数は9件。
2017年には10,500円で落札され、最高価格は2019年の24,500円です。
なぜ「クロ・ド・ヴージョ」なのに「ミュジニー」なのか?
ブルゴーニュの地図では、クロ・ド・ヴージョとミュジニーは隣接しています。そのシャンボール・ミュジニーの特級区画であるミュジニーに隣接しているため、クロ・ド・ヴージョのミュジニーという畑の名前になっています。
生産本数は比較的少ないのですが、現在はそれほど人気がないので3万円台でも購入できます。
正直、ブルゴーニュワインであれば、ヴォギュエのミュジニーの方は遥かに価値があり、ほぼ100%値上がりします。2021年の収穫量が少ないことから、外国為替が円安・円高であっても関係ないほどです。
実際に2019年のヴォギュエのミュジニーは、今年の夏まで14万円台で購入できましたが、10月頃に17万円台のショップだけ残り、現在では18〜19万円台でしか購入できません。来年のビンテージは、20万円台〜のスタートとなるのではないでしょうか。
すぐに含み益というわけにはいきませんが、1〜2年でも大幅に上昇すると推測できます。またグロ・フレール・エ・スールのクロ・ド・ヴージョのように、あまり価値の無いワインでも、このように3倍以上という落札も今後増えてくるかもしれませんね。
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